Users Guide
ここでは、iDRAC6 が設定済みで、ネットワーク上でアクセス可能であると想定しています。iDRAC6 ネットワークの初期設定については、iDRAC6 の設定を参照してください。
ネットワークと IPMI LAN の設定
1. iDRAC の 設定® ネットワーク / セキュリティ® ネットワーク とクリックします。
2. ネットワーク ページでは、ネットワーク設定、共通 iDRAC6 設定、IPv4 設定、IPv6 設定、IPMI 設定、VLAN 設定を入力できます。これらの設定については、表4-2、表4-3、表4-4、表
4-5、表4-6、 表4-7 を参照してください。
3. 必要な設定を入力した後、適用 をクリックします。
ネットワークページで行った新規設定が保存されます。
表 4-2.ネットワークの設定
メモ:次の手順を実行するには、iDRAC の設定 権限が必要です。
メモ:ほとんどの DHCP サーバーは、予約テーブルにクライアントの ID トークンを保存するためのサーバーを必要とします。このトークンは、クライアント(たとえば iDRAC)が DHCP ネゴシ
エーション中に提供します。iDRAC6 は、1 バイトのインタフェース 番号(0)とそれに続く 6 バイトの MAC アドレスを使用して、クライアント ID オプションを提供します。
メモ:スパニングツリープロトコル(STP)を有効にして実行している場合は、PortFast または同様のテクノロジも、次のとおり有効になっていることを確認してください。
- iDRAC6 に接続しているスイッチのポート上
- iDRAC 仮想コンソールセッションを実行中の管理ステーションに接続しているポート上
メモ:POST 中にシステムが停止した場合は、「続行するには F1 キー、システムセットアッププログラムを実行するには F2 を押してください」というメッセージが表示される可能性があります。
このエラーの原因としては、iDRAC6 との通信喪失を引き起こすネットワークストームイベントが考えられます。ネットワークストームがおさまった後、システムを再起動します。
メモ:NIC の IP アドレス設定を変更すると、すべてのユーザーセッションが終了します。ユーザーは、更新後の IP アドレス設定を使用して iDRAC6 ウェブインタフェースに再接続する
必要があります。その他の変更でも、NIC をリセットする必要があり、このため接続が一時的に途絶える場合があります。
設定
説明
NIC の選択
次の 4 つのモードから現在のモードを設定します。
・ 専用
・ 共有(LOM1)
・ フェイルオーバー付きで共有(LOM2)
・ フェイルオーバー付きで共有(すべての LOM)
メモ:専用 オプションは、iDRAC Enterprise カード用にしか使用できず、すべての LOM のフェイルオーバーと共有 オプションは数個のシステムでしか使用
できないことがあります。
NIC の選択 が 共有 または フェイルオーバー付きで共有 モードの場合、iDRAC6 は同じ物理ポート経由でローカル通信を行いません。これは、ネットワークスイ
ッチがパケットを受信したポートと同じポートからパケットを送信しないからです。
NIC の選択が 共有とフェイルオーバー(LOM 2 またはすべての LOM)に設定されている場合は、LOM を別のネットワークブロードキャストドメインに接続しない
ことを推奨します。
iDRAC が共有モードに設定されている場合は、LOM をネットワークコントローラのアドインとチーミングしないことを推奨します。LOM 間のどのタイプのチームも、
NIC 選択モードにかかわらず受け入れられます(共有/共有とフェイルオーバー LOM2/共有とフェイルオーバー全 LOM)。
MAC アドレス
ネットワークの各ノードを固有に識別するメディアアクセスコントロール(MAC)アドレスを表示します。
NIC を有効にする
選択すると、NIC が有効になり、このグループの残りのコントロールがアクティブになることを示します。NIC が無効になっている場合は、ネットワーク経由の
iDRAC6 とのすべての通信がブロックされます。
デフォルトは、オン です。
オートネゴシエーション
オン に設定した場合は、最も近いルーターまたはスイッチと通信してネットワーク速度とモードを表示します。オフ に設定した場合は、 ネットワーク速度と二重モード
を手動で設定できます。
NIC の選択 が 専用 に設定されていない場合は、オートネゴシエーションは常に有効になります(オン)。
メモ:このサービスがオフのとき、内蔵 LOM ポートは最大速度 100Mbps をサポートします。このため、LOM とスイッチがオートネゴシエイションをサポートするよ
うに設定することで、システムの電源移行中の iDRAC の接続性を確保できます。
ネットワーク速度
ネットワーク環境に合わせて、ネットワーク速度を 100 Mb または 10 Mb に設定することができます。このオプションは、オートネゴシエーションが オン に設定さ
れているときは使用できません。
二重モード
ネットワーク環境に合わせて、二重モードを全二重または半二重に設定することができます。オートネゴシエーション が オン の場合、このオプションは使用できま
せん。
NIC MTU
NIC で最大転送ユニット(MTU)サイズを設定できます。