Users Guide
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セキュリティ機能の設定
Integrated Dell Remote Access Controller 6( iDRAC6)バージョン 1.7 ユーザーズガイド
iDRAC6 システム管理者用のセキュリティオプション
SSL とデジタル証明書を使用した iDRAC6 通信のセキュリティ確保
セキュアシェル(SSH)の使用
サービスの設定
iDRAC6 の追加のセキュリティオプションを有効にする
iDRAC6 には次のセキュリティ機能があります。
l iDRAC6 管理者用の高度なセキュリティオプション
¡ 仮想コンソールリダイレクト無効 オプションをオンにすると、ローカルシステムユーザーが iDRAC6 仮想コンソール機能を使用して仮想コンソールを無効にできます。
¡ ローカル設定の無効オプションをオンにすると、リモート iDRAC6 管理者が iDRAC6 の設定機能を以下から選択的に無効にできます。
n BIOS POST オプション ROM
n ローカル RACADM と Dell OpenManage Server Administrator ユーティリティを使用したオペレーティングシステム
l 128 ビット SSL 暗号化と 40 ビット SSL 暗号化(128 ビットが許可されていない国)をサポートする RACADM CLI とウェブインタフェース
l ウェブインタフェースまたは RACADM CLI を使用したセッションタイムアウトの設定(分単位)
l 設定可能な IP ポート(該当する場合)
l 暗号化トランスポート層を使用してセキュリティを強化するセキュアシェル(SSH)
l IP アドレスごとのログイン失敗回数の制限によって、失敗回数が制限を超えた IP アドレスからのログインを阻止
l iDRAC6 に接続するクライアントの IP アドレス範囲を制限
iDRAC6 システム管理者用のセキュリティオプション
iDRAC6 ローカル設定を無効にする
システム管理者は、iDRAC の設定® ネットワーク / セキュリティ ® サービス を選択して、iDRAC6 グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)からローカル設定を無効にできます。オプションの
ROM を使用した iDRAC のローカル設定を無効にする チェックボックスをオンにすると、iDRAC6 ローカル設定ユーティリティ(システム起動時に <Ctrl+E> を押してアクセス)は読み取り専用モ
ードで起動し、ローカルユーザーがデバイスを設定できなくなります。システム管理者が RACADM を使用した iDRAC のローカル設定を無効にする チェックボックスをオンにすると、ローカルユ
ーザーは iDRAC6 の設定を読み取ることはできますが、RACADM ユーティリティや Dell OpenManage Server Administrator を使用して設定することができません。
システム管理者はウェブベースのインタフェースを使用して、これらのオプションのいずれか一方、または両方を同時に有効にできます。
システム再起動中のローカル設定を無効にする
この機能は、システムの再起動中に管理下システムのユーザーが iDRAC6 を設定できなくします。
racadm config -g cfgRacTuning -o
cfgRacTuneCtrlEConfigDisable 1
ローカル RACADM からローカル設定を無効にする
この機能は、管理下システムのユーザーがローカル RACADM または Dell OpenManage Server 管理ユーティリティを使って iDRAC6 を設定する機能を無効にします。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneLocalConfigDisable 1
システム管理者はローカル RACADM コマンドを使ってローカル設定オプションを設定できますが、セキュリティ上の理由から、リセットは帯域外の iDRAC6 ウェブインタフェース またはコマンドラインイ
ンタフェースからしかできません。システムの電源投入時自己診断テストが完了し、オペレーティングシステムが起動したら、cfgRacTuneLocalConfigDisable オプションが適用されます。オペレー
メモ:Telnet は SSL 暗号化をサポートしていません。
メモ:このオプションは、iDRAC6 設定ユーティリティでのみサポートされています。このバージョンにアップグレードするには、BIOS をアップグレードする必要があります。デルサポートサイト
support.dell.com からの BIOS アップデートパッケージを使用して BIOS をアップグレードしてください。
注意:これらの機能は、ローカルユーザーがローカルシステムから iDRAC6 を設定する機能(デフォルト設定に戻す機能も 含 む )を著 しく制限します。これらの機能は注意して
使用することをお勧めします。インタフェースを一度に 1 つだけ無効にすると、ログイン権限も一緒に失わないようにできます。
メモ:詳細については、デルサポートサイト support.dell.com にあるホワイトペーパー『DRAC 上のローカル設定とリモート仮想 KVM を無効にする』をお読みください。