Users Guide
パーティションからの起動
連結 vFlash パーティションを次回の起動時の起動デバイスとして設定できます。 vFlash パーティションを起動デバイスとして設定するためには、ブータブルイメージ(.img または .iso フォーマッ
ト)が必要です。パーティションを起動デバイスとして設定し、起動操作をする場合は、カードが有効になっていることを確認してください。
vFlash または標準 SD カードの起動操作を行うことができます。手順は、最初の起動デバイスの項を参照してください。
RACADM を使った vFlash パーティションの管理
vFlashPartition サブコマンド を使って、すでに初期化されている vFlash または標準 SD カード上のパーティションの作成、削除、一覧表示、または状態表示できます。このサブコマンドのフォー
マットは次の通りです。
racadm vflashpartition <作成 | 削除 | 状態 | 一覧表示> <オプション>
有効なオプション:
作成操作にのみ有効なオプション:
状態操作にのみ有 効なオプション:
パーティションの作成
l 20MB の空のパーティションを作成するには:
racadm vflashpartition create -i 1 -o drive1 -t empty -e HDD -f fat16 -s 20
l リモートシステム上のイメージファイルを使ってパーティションを作成するには:
racadm vflashpartition create -i 1 -o drive1 -e HDD -t image -l //myserver/sharedfolder/foo.iso -u root -p mypassword
メモ:パーティションを起動デバイスとして設定するには、仮想メディアへのアクセス権限が必要です。
メモ:システム BIOS が vFlash を最初の起動デバイスとしてサポートしていない場合は、連結 vFlash パーティションは 最初の起動デバイス ドロップダウンメニューに表示されない可能性
があります。このため、vFlash パーティションを 最初の起動デバイスとする設定をサポートする最新バージョンに必ず BIOS をアップデートしてください。BIOS が最新バージョンであれば、サ
ーバーを再起動すると BIOS が 最初の起動デバイスとして vFlash をサポートすることを iDRAC に知らせ、iDRAC はその vFlash パーティションを 最初の起動デバイス ドロップダウンメ
ニューに表示します。
メモ:vFlash パーティション管理を行うには、仮想メディアへのアクセス権限が必要です。
-i <インデックス>
このコマンドを適用するパーティションのインデックス<インデックス> は 1~16 の整数で指定します。
メモ:標準 SD カードでは、サイズ 256MB のパーティション 1 つしかサポートされていないため、インデックス値は 1 だけです。
-o <ラベル>
パーティションをオペレーティングシステムにマウントしたときに表示されるラベル
<ラベル> は、6 文字までの英数字の文字列で、空白文字を含むことはできません。
-e <タイプ>
パーティションのエミュレーションタイプ <タイプ> は、フロッピー、cddvd、または HDD です。
-t <タイプ>
<タイプ> のタイプのパーティションを作成します。<タイプ> は次のいずれかとします。
l 空 — 空のパーティションを作成します。
¡ -s <サイズ> — パーティションサイズ(MB)
¡ -f <タイプ> — ファイルシステムのタイプに基づくパーティションのフォーマットタイプ 有効なオプションは、RAW、FAT16、FAT32、EXT2、または EXT3 です。
l イメージ — iDRAC からのイメージを使ってパーティションを作成します。次のオプションは、イメージタイプに有効です。
¡ -l <パス> — iDRAC からのリモートパスを指定します。このパスはマウントされているデバイスのものでも構いません。
SMB パス: //<IP またはドメイン>/<共有名> /<イメージへのパス>
NFS パス: <IP アドレス>:/<イメージへのパス>
¡ -u <ユーザー> — リモートイメージにアクセスするためのユーザー名
¡ -p <パスワード> — リモートイメージにアクセスするためのパスワード
-a
すべての既存パーティション上の操作状態を表示します。
メモ:イメージファイル名の拡張子には、大文字と小文字が区別されます。ファイル名の拡張子が大文字になっていると(たとえば、FOO.iso ではなく FOO. ISO になっている)、コマン
ドが構文エラーを返します。
メモ:イメージファイルを使ったパーティションの作成は、ローカル RACADM ではサポートされていません。