Users Guide
iDRAC6 用に Microsoft Active Directory 認証を有効にするための必要条件
iDRAC6 で Active Directory 認証機能を使用するには、Active Directory インフラストラクチャがすでに導入されている必要があります。Active Directory インフラストラクチャがまだ構築されて
いない場合、その設定方法については、Microsoft のウェブサイトを参照してください。
iDRAC6 は標準の公開キーインフラストラクチャ(PKI)メカニズムを使用して Active Directory に対して安全に認証するため、Active Directory のインフラストラクチャにも PKI を統合する必要が
あります。PKI の設定については、Microsoft のウェブサイトを参照してください。
すべてのドメインコントローラに対して正しく認証するには、iDRAC6 に接続するすべてのドメインコントローラでセキュアソケットレイヤー(SSL)を有効にする必要もあります。詳細については、ドメインコ
ントローラの SSL を有効にするを参照してください。
ドメインコントローラの SSL を有効にする
iDRAC は Active Directory ドメインコントローラに対してユーザーを認証するとき、ドメインコントローラと SSL セッションを開始します。この時点で、ドメインコントローラは認証局(CA)によって署名さ
れた証明書を発行し、そのルート証明書も iDRAC にアップロードされます。つまり、iDRAC が(ルートまたは子ドメインコントローラにかかわらず) どの ドメインコントローラに対しても認証できるために
は、ドメインコントローラがそのドメインの CA によって署名された SSL が有効な証明書を所有している必要があります。
Microsoft Enterprise のルート CA を使用して自動的にすべてのドメインコントローラ SSL 証明書を割り当てる場合は、次の手順で各ドメインコントローラの SSL を有効にする必要があります。
各コントローラの SSL 証明書をインストールして、各ドメインコントローラで SSL を有効にします。
1. スタート® 管理ツール® ドメインセキュリティポリシー をクリックします。
2. 公開キーのポリシー フォルダを展開し、自動証明書要求の設定 を右クリックして自動証明書要求 をクリックします。
3. 自動証明書要求の設定ウィザード で 次へ をクリックし、ドメインコントローラ を選択します。
4. 次へ をクリックして、完了 をクリックします。
iDRAC6 へのドメインコントローラのルート CA 証明書のエクスポート
1. MicrosoftEnterpriseCAサービスを実行しているドメインコントローラを見つけます。
2. スタート® ファイル名を指定して実行 の順にクリックします。
3. ファイル名を指定して実行 のフィールドに「mmc」と入力し、OK をクリックします。
4. コンソール 1(MMC)ウィンドウで、ファイル(Windows 2000 システムでは コンソール)をクリックし、スナップインの追加 / 削除 を選択します。
5. スナップインの追加と削除 ウィンドウで 追加 をクリックします。
6. スタンドアロンスナップイン ウィンドウで 証明書 を選択して 追加 をクリックします。
7. コンピュータ アカウントを選択して 次へ をクリックします。
8. ローカルコンピュータ を選択して 完了 をクリックします。
9. OK をクリックします。
10. コンソール 1 ウィンドウで、証明書 フォルダを展開し、パーソナル フォルダを展開して、証明書 フォルダをクリックします。
11. ルート CA 証明書を見つけて右クリックし、すべてのタスク を選択して エクスポート をクリックします。
12. 証明書のエクスポートウィザードで 次へ を選択し、いいえ、秘密キーをエクスポートしない を選択します。
13. 次へ をクリックし、フォーマットとして Base-64 エンコード X.509 (.cer)を選択します。
14. 次へ をクリックし、システムのディレクトリに証明書を保存します。
15. 手順 14 に保存した証明書を iDRAC にアップロードします。
RACADM を使って証明書をアップロードする場合は、iDRAC6 ウェブベースのインタフェースを使用した Microsoft Active Directory と拡張スキーマの設定または RACADM を使用した標
準スキーマの Microsoft Active Directory の設定を参照してください。
ウェブインタフェース を使って証明書をアップロードする場合は、iDRAC6 ウェブベースのインタフェースを使用した Microsoft Active Directory と拡張スキーマの設定または iDRAC6 ウェ
メモ:Windows 2000 が稼動するシステムの場合、またはスタンドアロン CA を使用している場合の手順は、次の手順とは異なる可能性があります。