Users Guide
2. アップロード / ロールバック(手順 3 の 1) ページで、ロールバック をクリックします。現在およびロールバックのファームウェアバージョンが ステータス(手順 3 の 2)ページに表示さ
れます。
設定の保存 で、iDRAC6 の既存の設定を保存するか消去するかを指定できます。このオプションは、デフォルトでは選択されています。
3. アップデート をクリックして、ファームウェアアップデートプロセスを開始します。
アップデート中(手順 3 の 3) ページに、ロールバック動作の状況が表示されます。進行度が 進行状況 列にパーセントで表示されます。
ファームウェアアップデートが成功した場合、iDRAC6 は自動的にリセットされます。現在のブラウザウィンドウを閉じ、新しいブラウザウィンドウを使って iDRAC6 に再接続する必要があります。
リモートシスログ
iDRAC6 のリモートシスログ機能を使用すると、RAC のログとシステムイベントログ(SEL)を外部のシスログサーバーにリモートで書き込むことができます。中央ログからサーバーファームログのすべ
てを読むことができます。
リモートシスログプロトコルはユーザー認証を必要としません。ログをリモートシスログサーバーに入力するには、iDRAC6 とリモートシスログサーバー間に正しいネットワーク接続があり、リモートシスロ
グサーバーが iDRAC6 と同じネットワークで実行していることを確認してください。リモートシスログのエントリは、リモートシスログサーバーのシスログポートに送信される UDP(User Datagram
Protocol)パケットです。ネットワーク障害が発生した場合、iDRAC6 は同じログを再送信しません。リモートのログ記録は、ログが iDRAC6 の RAC ログと SEL ログに記録されるときにリアルタイムで
発生します。
リモートシスログはリモートのウェブインタフェースから有効にできます。
1. サポートされているウェブブラウザのウィンドウを開きます。
2. iDRAC6 ウェブインタフェースにログインします。
3. システムツリーで、システム® 設定 タブ® リモートシスログの設定 の順に選択します。リモートシスログの設定 画面が表示されます。
表4-21 はリモートシスログの設定一覧です。
表 4-21.リモートシスログの設定
次の例で、リモートシスログの設定を変更するための設定オブジェクトと RACADM コマンドの使い方を示します。
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogEnable [1/0] ; デフォルトは 0
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogServer1 <
サーバー名
1> ; デフォルトは空白
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogServer2 <
サーバー名
2>; デフォルトは空白
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogServer3 <
サーバー名
3>; デフォルトは空白
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSyslogPort <
ポート番号
>; デフォルトは 514
最初の起動デバイス
この機能を使用すると、システムの最初の起動デバイスを選択し、ブートワンス を有効にできます。システムは次回以降の再起動時に選択したデバイスから起動し、iDRAC6 GUI または BIOS の起
動順序から再度変更されるまで、BIOS の起動順序にある最初の起動デバイスのままになります。
最初の起動デバイスは、リモートウェブインタフェースから選択できます。
メモ:設定の 保存 チェックボックスをオフにすると、iDRAC6 はデフォルト設定にリセットされます。デフォルト設定では LAN は有効になっています。iDRAC6 ウェブインタフェースにロ
グインできない場合もあります。BIOS POST 時に iDRAC6 設定ユーティリティを使用するか、RACADM コマンド(ローカルサーバー上で利用可能)を使用して LAN 設定を再設定する
必要があります。
メモ:アップデートモードでは、このページから移動してもアップデートプロセスはバックグラウンドで継続されます。
属性
説明
リモートシスログ有
効
指定したサーバーのシスログの転送とリモートキャプチャを有効にするには、このオプションを選択します。シスログが有効になると、新しいログエントリがシスログサーバーに
送信されます。
シスログサーバー
1~ 3
SEL ログや RAC ログなどの iDRAC6 のログメッセージをログ記録するリモートシスログサーバーのアドレスを入力します。シスログサーバーのアドレスには英数字、「-」、
「.」、「:」、および「_」記号を使用できます。
ポート番号
リモートシスログサーバーのポート番号を入力します。ポート番号は 1~65535 の範囲でなければなりません。デフォルトは 514 です。
メモ:リモートシスログプロトコルによって定義される重要度レベルは、標準的な IPMI システムイベントログ(SEL)の重要度と異なります。したがって、iDRAC6 リモートシスログのすべてのエン
トリが 注意 のレベルで報告されます。