Users Guide
fwupdate サブコマンドを使用すると、iDRAC6 のファームウェアをアップデートできます。ユーザーは以下のことができます。
l ファームウェアアップデートプロセスの状態を確認する
l IP アドレスとオプションのパスを指定して TFTP サーバーから iDRAC6 ファームウェアをアップデートする
l ローカル RACADM を使ってローカルファイルシステムから iDRAC6 ファームウェアをアップデートする
l スタンバイファームウェアにロールバックする
対応インタフェース
l ローカル RACADM
l リモート RACADM
l Telnet/ssh/ シリアル RACADM(-p オプションは、シリアル /Telnet/ssh コンソールではサポートされていません)
入力
表A-10 に fwupdate サブコマンドオプションについて説明します。
表 A-10fwupdateサブコマンドオプション
出力
どの操作を実行中かを示すメッセージを表示します。
例
l racadm fwupdate -g -u - a 143.166.154.143 -d <パス>
この例では、-g オプションは、(-d で指定した)特定の IP アドレスにある TFTP サーバー上の(-a オプションで指定した)場所からファームウェアアップデートファイルをダウンロードする
ようにファームウェアに指示します。TFTP サーバーからイメージファイルをダウンロードした後、アップデートプロセスが開始します。完了すると iDRAC6 がリセットされます。
l racadm fwupdate -s
このオプションは、ファームウェアアップデートの現在の状態を読み込みます。
getssninfo
表A-11 に、getssninfo サブコマンドについて説明します。
表 A-11getssninfoサブコマンド
メモ:-p オプションは、ローカルおよびリモート RACADM ではサポートされていますが、シリアル /Telnet/ssh コンソールではサポートされていません。-p オプションは Linux オペレー
ティングシステムでもサポートされていません。
オプション
説明
-u
update オプションはファームウェアアップデートファイルのチェックサムを実行して、実際のアップデートプロセスを開始します。このオプションは -g または -p オプションと一緒に使
用できます。アップデートの最後に iDRAC6 はソフトリセットを実行します。
-s
status オプションはアップデートプロセスの現在の状態を返します。このオプションは、常に単独で使用します。
-g
get オプションは TFTP サーバーからファームウェアアップデートファイルを取得するようにファームウェアに指示します。ユーザーは -a と -d オプションも指定する必要がありま
す。-a オプションを指定しないと、プロパティ cfgRhostsFwUpdateIpAddr と cfgRhostsFwUpdatePath プロパティを使用して、グループ cfgRemoteHosts にあるプロ
パティからデフォルトが読み込まれます。
-a
IP アドレス オプションは TFTP サーバーの IP アドレスを指定します。
-d
-d(ディレクトリ)オプションは、ファームウェアアップデートファイルが保存されている TFTP サーバー上または iDRAC6 のホストサーバー上のディレクトリを指定します。
-p
-p(put)オプションは、ファームウェアファイルを管理下システムから iDRAC6 にアップデートするために使用します。-u オプションを -p オプションと一緒に使用する必要がありま
す。
-r
ロールバック オプションを使用すると、スタンバイファームウェアにロールバックできます。
メモ:ローカルパスを使用したリモート RACADM ファームウェアのアップデートは、Linux オペレーティングシステムではサポートされていません。
メモ:このコマンドを使用するには、iDRAC へのログイン 権限が必要です。