Users Guide
例
l racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicIpAddress 10.35.10.100
cfgNicIpアドレス 設定パラメータ(オブジェクト)の値を 10.35.10.110 に設定します。この IP アドレスオブジェクトは cfgLanNetworking グループにあります。
l racadm config -f myrac.cfg
iDRAC6 を設定または再設定します。myrac.cfg ファイルは getconfig コマンドから作成できます。myrac.cfg ファイルは、構文解析ルールに従って手動で編集することもできます。
getconfig
getconfig サブコマンドの説明
getconfig サブコマンドを使うと、ユーザーは iDRAC6 設定パラメータを個別に取得したり、すべての iDRAC6 設定グループを取得してファイルに保存したりできます。
入力
表A-6 に、getconfig サブコマンドオプションについて説明します。
表 A-6getconfigサブコマンドオプション
出力
このサブコマンドは、次の場合にエラー出力を生成します。
l 無効な構文、グループ名、オブジェクト名、インデックス、またはその他の無効なデータベースメンバー
l RACADM CLI 転送エラー
エラーが発生しなければ、指定した設定の内容が表示されます。
例
l racadm getconfig -g cfgLanNetworking
cfgLanNetworking グループ内の設定プロパティ(オブジェクト)をすべて表示します。
メモ:myrac.cfg ファイルにはパスワード情報は含まれていません。この情報をファイルに含めるには、手動で入力する必要があります。設定時に myrac.cfg ファイルからパス
ワード情報を削除するには、-p オプションを使用します。
メモ:SD カード情報アサートフィルタ用の PEF アクションを設定する場合は、ローカル racadm コマンドは使用できません。代わりに、次のリモート racadm コマンドを使用してくだ
さい(racadm -r <iDRAC6 IP アドレス> -u <ユーザー名> -p <calvin> config -g cfgIpmipef -i 20 -o cfgIpmipefaction [0~3])。
メモ:ファイルを指定しないで -f オプションを使用すると、ファイルの内容が端末画面に出力されます。
オプション
説明
-f
-f <ファイル名> オプションを使用すると、iDRAC6 設定のすべてが設定ファイルに書き込まれます。このファイルはconfig サブコマンドを使った一括設定用に使用できます。
メモ:-f オプションでは cfgIpmiPet と cfgIpmiPef グループのエントリは作成されません。cfgIpmiPet グループをファイルに取り込むためのトラップ先を少なくとも 1 つ設定
する必要があります。
-g
-g <グループ名>(グループ)オプションを使用すると、単一グループの設定を表示できます。グループ名は racadm.cfg ファイルで使用されるグループの名前です。グループ
がインデックス付きグループの場合は、-i オプションを使用してください。
-h
-h(ヘルプ)オプションは、使用可能な設定グループすべてを表示します。このオプションは、正確なグループ名を覚えていない場合に便利です。
-i
-i <インデックス>(インデックス)オプションは、インデックス付きグループのみに有効で、一意のグループを指定できます。<インデックス> は 1 ~ 16 の 10 進数です。-i <イ
ンデックス> を指定しなければ、複数のエントリを含んだテーブルのグループに 1 の値が想定されます。インデックスは「名前付き」の値ではなく、インデックス値で指定されます。
-o
-o <オブジェクト名>(オブジェクト)オプションは、クエリで使用するオブジェクト名を指定します。このオプションは省略可能で、-g オプションと一緒に使用できます。
-u
-u <ユーザー名>(ユーザー名)オプションを使うと、指定したユーザーの設定を表示できます。<ユーザー名> オプションはユーザーのログインユーザー名です。
-v
-v オプションは、プロパティの表示で追加の詳細情報を表示するために、-g オプションと一緒に使用します。