Users Guide
複数の iDRAC6 コントローラを設定するには、次の手順を実行してください。
1. RACADM を使用して、適切な設定が含まれているターゲット iDRAC6 にクエリします。
コマンドプロンプトを開いて、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
2. テキストエディタを使用して、設定ファイルに変更を加えます(省略可能)。
3. 新しい設定ファイルを使用して、ターゲット iDRAC6 を変更します。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
4. 設定されたターゲット iDRAC6 をリセットします。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm racreset
getconfig -f racadm.cfg サブコマンドは iDRAC6 の設定を要求し、racadm.cfg ファイルを生成します。必要に応じて、ファイルに別の名前を付けることもできます。
getconfig コマンドを使用すると、次のような操作ができます。
l グループのすべての設定プロパティを表示する(グループ名とインデックスで指定)
l ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示する
config サブコマンドは、この情報を他の iDRAC6 にロードします。config を使用して、ユーザーとパスワードのデータベースを Server Administrator に同期させます。
初期設定ファイルの rracadm.cfg, はユーザーが命名します。次の例では、設定ファイルの名前は myfile.cfg です。このファイルを作成するには、コマンドプロンプトで次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
iDRAC6 設定ファイルの作成
iDRAC6 設定ファイル <ファイル名>.cfg は、racadm racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドで使用されます。この設定ファイルを使用して設定ファイルを作成し(.ini ファイルと同様)、
このファイルから iDRAC6 を設定できます。ファイル名は自由に指定でき、最後に .cfg を付ける必要もありません(ただし、この項ではその命名法を使用しています)。
.cfg ファイルは以下の方法で用意できます。
l 作成する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得してから編集する
.cfg ファイルは、最初に解析が行われ、有効なグループとオブジェクト名があるかどうか、いくつかの単純な構文規則が守られているかどうかが検証されます。エラーはエラーが検出された行番号でフ
ラグ指定され、その問題を説明した簡単なメッセージがあります。ファイル全体の正確性について解析され、すべてのエラーが表示されます。.cfg ファイルにエラーが見つかった場合は、iDRAC6 に書
き込みコマンドは送信されません。設定する前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。-c オプションは config サブコマンドで使用できます。これは構文を検証するのみで、iDRAC6 への書き
込みは行いません。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
l パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、さまざまなインデックスの違いはアンカー付きオブジェクトの値で示されます。
パーサーは、iDRAC6 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC6 が設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。変更さ
れたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中にその iDRAC6 のインデックスが作成されます。
l .cfg ファイルでは、インデックスを選択して指定することはできません。
インデックスは作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用と未使用のインデックスで断片化してくる可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。インデックス
が存在しない場合は、最初に使用できるインデックスが使用されます。この方法では、インデックス付きエントリを追加するときに、管理下のすべての RAC 間でインデックスを正確に一致させる
必要がないという柔軟性が得られます。新しいユーザーは、最初に使用可能なインデックスに追加されます。すべてのインデックスが一杯のときに新しいユーザーを追加しなければならない場合
は、1 つの iDRAC6 で正しく解析および実行される .cfg ファイルが別の iDRAC6 でも正しく実行されるとは限りません。
メモ:生成された .cfg ファイルにはユーザーパスワードは含まれていません。
メモ:getconfig -f を使った iDRAC6 設定のファイルへのリダイレクトは、ローカルまたはリモート RACADM インタフェースでのみサポートされています。
注意:このファイルはテキストエディタで編集することをお勧めします。RACADM ユーティリティは ASCII テキストの構文解析を使用します。フォーマットすると、パーサーが混
乱して RACADM データベースが破損する可能性があります。
メモ:getconfig コマンドの詳細については、「getconfig」を参照してください。