Users Guide
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iDRAC6 SM-CLP コマンドラインインタフェースの使用
IntegratedDell™RemoteAccessController6(iDRAC6)バージョン 1.3 ユーザーガイド
iDRAC6 SM-CLP のサポート
SM-CLP の機能
ここでは、iDRAC6 に組み込まれている Distributed Management Task Force(DMTF)Server Management-Command Line Protocol(SM-CLP)について説明します。
iDRAC6 SM-CLP は、システム管理 CLI 実装の標準となっているプロトコルです。SM-CLP は、複数のプラットフォームでサーバー管理を効率化する DMTF SMASH イニシアチブのサブコンポーネ
ントです。SM-CLP 規格は、Managed Element Addressing Specification (管理下エレメントアドレス指定規格)や SM-CLP マッピング規格に対する多くのプロファイルと共に、さまざまな管理
タスクの実行に使用する標準化されたバーブとターゲットについて記述しています。
iDRAC6 SM-CLP のサポート
SM-CLP は iDRAC6 コントローラのファームウェアからホストされ、Telnet、SSH、およびシリアルベースのインタフェースをサポートしています。iDRAC6 SM-CLP インタフェースは DMTF 機関が提
供する SM-CLP 規格バージョン 1.0 に基づいています。iDRAC6 SM-CLP では、表11-1「サポートされているCIM プロファイル」で説明したすべてのプロファイルがサポートされます。
以下の項では、iDRAC6 からホストされる SM-CLP 機能の概要を説明します。
SM-CLP の機能
SM-CLP はバーブとターゲットの概念を起用して、CLI によるシステム管理機能を提供しています。バーブは実行する処理を指し、ターゲットはその処理を実行するエンティティ(またはオブジェクト)を
決定します。
下記は SM-CLP コマンドライン構文の例です。
<バーブ> [<オプション>] [<ターゲット>] [<プロパティ>]
標準的な SM-CLP セッション中は、表12-1 のリストにあるバーブを使って操作を実行できます。
表 12-1システムでサポートされている CLI バーブ
SM-CLP の使用
正しい資格情報を使用して SSH(または Telnet)で iDRAC6 に接続します。
SMCLP プロンプト(/admin1->)が表示されます。
SM-CLP のターゲット
表12-2 は、上記の表12-1 で説明した操作をサポートするために SM-CLP から提供されるターゲットのリストです。
表 12-2SM-CLP のターゲット
メモ:ユーザーが Systems Management Architecture for Server Hardware(SMASH)イニシアチブおよび SMWG SM-CLP 規格に精通していることを前提としています。これらの
規格の詳細については、DMTF のウェブサイト www.dmtf.org を参照してください。
バーブ
定義
cd
シェルを使用して MAP を移動します。
set
特定の値に対してプロパティを設定します。
help
特定のターゲットのヘルプを表示します。
reset
ターゲットをリセットします。
show
ターゲットのプロパティ、バーブ、サブターゲットを表示します。
start
ターゲットをオンにします。
stop
ターゲットをシャットダウンします。
exit
SM-CLP シェルのセッションを終了します。
version
ターゲットのバージョン属性を表示します。
load
バイナリイメージを URL から指定されたターゲットアドレスに移動します。