Users Guide
iDRAC6 ネットワークプロパティの設定
使用可能なネットワークプロパティのリストを生成するには、次のように入力します。
racadm getconfig -g cfgLanNetworking
DHCP を使用して IP アドレスを取得するには、次のコマンドを使って cfgNicUseDhcp オブジェクトを記述し、この機能を有効にします。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicUseDHCP 1
このコマンドは、起動時に <Ctrl><E> の入力を求められたときの iDRAC6 設定ユーティリティと同じ設定機能を提供します。iDRAC6 設定ユーティリティを使用したネットワークプロパティ設定の詳
細については、「iDRAC 6 を使用するためのシステムの設定」を参照してください。
次に、LAN ネットワークプロパティを設定するコマンドの使用例を示します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicEnable 1
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicIpAddress 192.168.0.120
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicNetmask 255.255.255.0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicGateway 192.168.0.120
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgNicUseDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 192.168.0.5
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer2 192.168.0.6
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSRegisterRac 1
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSRacName RAC-EK00002
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSDomainNameFromDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSDomainName MYDOMAIN
iDRAC6 モード
iDRAC6 は、次の 4 つのモードのいずれかに設定できます。
l 専用
l 共有
l フェールオーバーで共有( LOM2)
l フェールオーバーで共有(すべての LOM)
表5-16 に、各モードについて説明します。
表 5-16iDRAC6NICの設定
ネットワークセキュリティについてよくあるお問い合わせ(FAQ)
iDRAC6 のウェブベースインタフェースにアクセスするときに、SSL 証明書のホスト名が iDRAC6 のホスト名と一致しないというセキュリティ警告が表示されます。
iDRAC6 にはデフォルトの iDRAC6 サーバー証明書が含まれており、ウェブインタフェースのネットワークセキュリティとリモート RACADM 機能を確保します。この証明書を使用する場合には、ウェブ
ブラウザにはセキュリティ警告が表示されます。これは、デフォルトの証明書が iDRAC6 のホスト名(たとえば IP アドレス)と一致しない iDRAC6 デフォルト証明書 に対して発行されたためです。
このセキュリティ問題に対処するには、iDRAC6 の IP アドレスまたは iDRAC 名に発行された iDRAC6 サーバー証明書をアップロードします。証明書の発行に使用する証明書署名要求(CSR)を生
成する場合には、CSR の共通名(CN)が(証明書を IP に発行する場合) iDRAC6 の IP アドレス(例:192.168.0.120)、または登録されている DNS iDRAC6 名(証明書が登録済み iDRAC
メモ: cfgNicEnable を 0 に設定すると、DHCP が有効の場合でも iDRAC6 LAN は無効になります。
モード
説明
専用
iDRAC6 は、ネットワークトラフィックに対して独自の NIC(RJ-45 コネクタ)と iDRAC MAC アドレスを使用します。
共有
iDRAC6 はプレーナで LOM1 を使用します。
フェールオーバーで共有( LOM2)
iDRAC6 は LOM1 と LOM2 をフェールオーバー用のチームとして使用します。このチームは iDRAC6 MAC アドレスを使用します。
フェールオーバーで共有(すべての
LOM)
iDRAC6 は LOM1、LOM2、LOM3、および LOM4 をフェールオーバー用のチームとして使用します。このチームは iDRAC6 MAC アドレスを使用しま
す。