Users Guide
初期設定ファイルの rracadm.cfg, はユーザーが命名します。次の例では、設定ファイルの名前は myfile.cfg です。このファイルを作成するには、コマンドプロンプトで次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
iDRAC6 設定ファイルの作成
iDRAC6 設定ファイル <ファイル名>.cfg は、racadm racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドで使用されます。この設定ファイルを使用して設定ファイルを作成し(.ini ファイルと同
様)、このファイルから iDRAC6 を設定できます。ファイル名は自由に指定でき、最後に .cfg を付ける必要もありません(ただし、この項ではその命名法を使用しています)。
.cfg ファイルの扱いは次のとおりです。
l 作成する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得する
l racadm getconfig -f <filename>.cfg コマンドで取得してから編集する
.cfg ファイルは、最初に解析が行われ、有効なグループとオブジェクト名があるかどうか、いくつかの単純な構文規則が守られているかどうかが検証されます。エラーはエラーが検出された行番号でフ
ラグ指定され、その問題を説明した簡単なメッセージがあります。ファイル全体の正確性について解析され、すべてのエラーが表示されます。.cfg ファイルにエラーが見つかった場合は、iDRAC6 に書
き込みコマンドは送信されません。設定する前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。-c オプションは config サブコマンドで使用できます。これは構文のみを検証し、iDRAC6 への書き込み
を行いません。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
l パーサーが索引付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまな索引との差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、iDRAC6 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC6 が設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。変更さ
れたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中にその iDRAC6 のインデックスが作成されます。
l .cfg ファイルでは、インデックスを選択して指定することはできません。
索引は作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用と未使用の索引で断片化してくる可能性があります。索引が存在する場合は、変更されます。索引が存在しない場合は、最初に使
用できる索引が使用されます。この方法では、索引付きエントリを追加するときに、管理下のすべての RAC 間で索引を正確に一致させる必要がないという柔軟性が得られます。新しいユーザー
は、最初に使用可能な索引に追加されます。すべてのインデックスが一杯のときに新しいユーザーを追加しなければならない場合は、1 つの iDRAC6 で正しく解析および実行される .cfg ファ
イルが別の iDRAC6 でも正しく実行されるとは限りません。
l 同じプロパティを持つ複数の iDRAC6 を設定するには、racresetcfg サブコマンドを使用します。
racresetcfg サブコマンドを使って iDRAC6 を元のデフォルトに戻し、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを実行します。.cfg ファイルにすべての必要オブジェクト、ユーザ
ー、インデックス、およびその他のパラメータが入っていることを確認します。
構文解析規則
l 「#」で始まる行はすべてコメントとして扱われます。
コメント行は 1 列目から記述する必要があります。その他の列にある「#」の文字は単に # という文字として扱われます。
一部のモデムパラメータでは # をその文字列内に含むことができます。エスケープ文字は必要ありません。racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで .cfg を生成し、エスケー
プ文字を追加せずに、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを異なる iDRAC6 上で実行します。
例:
#
# This is a comment (これはコメントです)
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPageModemInitString=<Modem init # not a comment>
l すべてのグループエントリは [ と ] の文字で囲む必要があります。
グループ名を示す開始の [ 文字は一列目になければなりません。このグループ名は、そのグループ内の他のオブジェクトよりも前に指定する必要があります。関連するグループ名が含まれて
いないオブジェクトは、エラーを生成します。設定データは「iDRAC6 プロパティデータベースグループとオブジェクト定義」で定義されているようにグループに分類されます。
次に、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値の使用例を示します。
例:
[cfgLanNetworking] -{グループ名}
注意: このファイルはテキストエディタで編集することをお勧めします。RACADM ユーティリティは ASCII テキストの構文解析を使用します。 フォーマットすると、 パーサーが混
乱して RACADM データベースが破損する可能性があります。
メモ: getconfig コマンドの詳細については、「getconfig」を参照してください。
注意: racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと C iDRAC6 NIC は元のデフォルトの設定にリセットされ、ユーザーとユーザー設定はすべて削除されます。
root (ルート)ユーザーは使用可能ですが、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。