Users Guide
4. 設定されたターゲット iDRAC6 をリセットします。
コマンドプロンプトで、次を入力します。
racadm racreset
getconfig -f racadm.cfg サブコマンドは iDRAC6 の設定を要求し、racadm.cfg ファイルを生成します。必要なら、ファイルに別の名前を付けることもできます。
getconfig コマンドを使って、次の操作を行うことができます。
l グループのすべての設定プロパティを表示(グループ名とインデックスで指定)
l ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示
config サブコマンドは、この情報を他の iDRAC6 カードにロードします。 config を使用して、ユーザーとパスワードのデータベースを Server Administrator と同期させます。
初期設定ファイルの rracadm.cfg, はユーザーが命名します。次の例では、設定ファイルの名前は myfile.cfg です。このファイルを作成するには、プロンプトが表示された時に次を入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
iDRAC6 設定ファイルの作成
iDRAC6 設定ファイル <ファイル名>.cfg は、racadm racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドで使用されます。この設定ファイルを使って設定ファイルを作成し(.ini ファイルと同様)、こ
のファイルから iDRAC6 を設定することができます。ファイル名は自由に指定可能で、最後に .cfg を付ける必要もありません(ただし、この項ではその命名法を用いています)。
.cfg ファイルの扱いは次のとおりです。
l 作成される
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得する
l racadm getconfig -f <filename>.cfg コマンドで取得した後、編集する
.cfg ファイルは、最初に解析が行われ、有効なグループとオブジェクト名があること、およびいくつかの単純な構文規則が守られていることが検証されます。エラーはエラーが検出された行番号でフラグ
指定され、その問題を説明した簡単なメッセージがあります。ファイル全体の整合性についての解析が終わると、すべてのエラーが表示されます。エラーが .cfg ファイルで見つかっても、iDRAC6 へ書
き込みコマンドは送信されません。設定する前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。-c オプションは config サブコマンドで使用できます。これは構文のみを検証し、iDRAC6 への書き込み
を行いません。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
l パーサーが索引付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまな索引との差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、iDRAC6 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC6 が設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。変更さ
れたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中にその iDRAC6 のインデックスが作成されます。
l .cfg ファイルでは、インデックスを選択して指定することはできません。
索引は作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用中の索引と未使用索引で断片化してくる可能性があります。索引が存在する場合は、変更されます。索引が存在しない場合は、最
初に使用できる索引が使用されます。この方法では、管理されているすべての RAC 間で索引を正確に一致させる必要のない場合に、索引付きエントリを追加できるという柔軟性が得られます。
新しいユーザーは、最初に使用可能な索引に追加されます。すべてのインデックスが一杯で新しいユーザーを追加しなければならない場合は、1 つの iDRAC6 で正しく解析および実行され
る .cfg ファイルが別の iDRAC6 でも正しく実行されるとは限りません。
l まったく同じプロパティを持つすべての iDRAC6 カードの設定には、racresetcfg サブコマンドを使います。
racresetcfg サブコマンドを使って iDRAC6 を元のデフォルトに戻し、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを実行します。.cfg ファイルにすべての必要オブジェクト、ユーザ
ー、インデックス、およびその他のパラメータが入っていることを確認します。
構文解析規則
l 「#」で始まる行はすべてコメントとして扱われます。
コメント行は一列目から記述する必要があります。その他の列にある「#」の文字は単に # という文字として扱われます。
一部のモデムパラメータでは # をその文字列内に含むことができます。エスケープ文字は必要ありません。racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで .cfg を生成し、エスケー
プ文字を追加せずに、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを異なる iDRAC6 上で実行します。
例:
#
注意: このファイルはテキストエディタで編集することをお勧めします。RACADM ユーティリティは ASCII テキストの構文解析を使います。フォーマットすると、パーサーが混
乱して RACADM データベースが破損する可能性があります。
メモ: getconfig コマンドの詳細については、「getconfig」を参照してください。
注意: racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと C iDRAC6 NIC は元のデフォルトの設定にリセットされ、ユーザーとユーザー設定はすべて削除されます。
root (ルート)ユーザーは使用可能ですが、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。