Users Guide
起動中に Linux をシリアルコンソールリダイレクト用に設定する
以下は Linux GRand Unified Bootloader (GRUB) 固有の手順です。別のブートローダを使用する場合も、同様の変更が必要になる可能性があります。
/etc/grub.conf ファイルを次のように編集します。
1. ファイルの 全般設定 セクションを見つけて、次の 2 行を追加します。
serial --unit=1 --speed=57600
terminal --timeout=10 serial
2. カーネル行に次の 2 つにオプションを追加します。
kernel .............console=ttyS1,57600
3. /etc/grub.conf に splashimage ディレクティブがある場合はコメントアウトしてください。
表5-2 に、この手順で説明する変更を示すサンプル/etc/grub.conf ファイルを示します。
表 5-2サンプルファイル: /etc/grub.conf
/etc/grub.conf ファイルを編集するとき、次のガイドラインに従ってください。
1. GRUB のグラフィカルインタフェースを無効にして、テキストベースのインタフェースを使用してください。そしないと、RAC コンソールリダイレクトで GRUB 画面は表示されません。グラフィカルイ
ンタフェースを無効にするには、splashimage で始まる行をコメントアウトしてください。
2. RAC シリアル接続を介してコンソールセッションを開始する GRUB オプションを複数有効にするには、すべてのオプションに次の行を追加してください。
console=ttyS1,57600
表5-2 に、console=ttyS1,57600 を最初のオプションにのみ追加した例を示します。
ブート後のコンソールへのログインを有効にする
/etc/inittab ファイルを次のように編集します。
l HMAC-MD5-96
認証
l パスワード
メモ: SSHv1 はサポートされていません。
メモ: クライアント VT100 エミュレーションウィンドウを設定するとき、リダイレクトコンソールを表示するウィンドウまたはアプリケーションを 25 行 x 80 列に設定し、適切なテキスト表示を確保
してください。この設定を行わないと、一部のテキスト画面が文字化けすることがあります。
#grub.conf(作成者: anaconda)
#
#このファイルに変更を加えた後 grub を再実行する
# 必要はありません。
# 通知:/boot パーティションがありません。これは
#すべてのカーネルと initrd パスが / に相対パスであることを意味します。例:
#root(hd0,0)
#kernel/boot/vmlinuz-version ro root=/dev/sdal
#initrd/boot/initrd-version.img
#
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=10
#splashimage=(hd0,2)/grub/splash.xpm.gz
serial --unit=1 --speed=57600
terminal --timeout=10 serial
title Red Hat Linux Advanced Server (2.4.9-e.3smp)
root(hd0,0)
kernel/boot/vmlinuz-2.4.9-e.3smp ro root=/dev/sda1 hda=ide-scsi console=ttyS0 console=ttyS1,57600
initrd/boot/initrd-2.4.9-e.3smp.img
title Red Hat Linux Advanced Server-up (2.4.9-e.3)
root(hd0,00)
kernel/boot/vmlinuz-2.4.9-e.3 ro root=/dev/sda1 s
initrd/boot/initrd-2.4.9-e.3.im