Users Guide
l iDRAC ファームウェアのブートワンス機能が有効の場合の自動終了
l セキュアソケットレイヤ(SSL)を使用した iDRAC 通信のセキュリティ保護
ユーティリティを実行する前に、iDRAC に対し仮想メディアのユーザー権限があることを確認してください。
オペレーティングシステムが Administrator 権限、オペレーティングシステムに固有の権限またはグループメンバーシップをサポートしている場合は、iVM-CLI コマンドを実行するためにも
Administrator 権限が必要です。
クライアントシステムの管理者(Administrator)は、ユーザーグループと権限を制御するので、このユーティリティを実行できるユーザーも制御することになります。
Windows システムの場合は、iVM-CLI ユーティリティのパワーユーザー権限が必要です。
Linux システムでは、Administrator 権限がなくても、sudo コマンドを使って iVM-CLI ユーティリティにアクセスできます。このコマンドは、Administrator(システム管理者)以外のアクセス権を一
元的に与える手段となり、すべてのユーザーコマンドをログに記録します。iVM-CLI グループにユーザーを追加または編集する場合、Administrator(システム管理者)は visudo コマンドを使用しま
す。Administrator 権限がないユーザーは、sudo コマンドを iVM-CLI コマンドライン(または iVM-CLI スクリプト)の接頭辞として追加すると、リモートシステムの iDRAC にアクセスしてユーティリ
ティを実行できます。
iVM-CLI ユーティリティのインストール
iVM-CLI ユーティリティは『DellOpenManage™SystemsManagementConsolesCD』にあります。この CD は Dell OpenManage System Management Software キットに同梱
されています。ユーティリティをインストールするには、『Systems Management Consoles CD』をシステムの CD ドライブに挿入し、画面の説明に従ってください。
『Systems Management Consoles CD』には、診断、ストレージ管理、リモートアクセスサービス、RACADM ユーティリティなどの最新のシステム管理ソフトウェア製品が含まれています。システ
ム管理ソフトウェアの最新の製品情報が含まれた Readme ファイルも付いています。
さらに、『Systems Management Consoles CD』には、ivmdeploy(iVM-CLI および RACADM ユーティリティを使用して、複数のリモートシステムにソフトウェアを導入する方法を説明するサン
プルスクリプト)が含まれています。
コマンドラインオプション
iVM-CLI インタフェースは、Windows と Linux システムで共通しています。このユーティリティのオプションは RACADM ユーティリティのオプションと整合性があります。たとえば、iDRAC IP アドレ
スを指定するオプションでは、RACADM でも iVM-CLI ユーティリティでも同じ構文が必要です。
iVM-CLI コマンドのフォーマットは以下のとおりです。
iVMCLI [パラメータ] [オペレーティングシステムシェルオプション]
コマンドライン構文では、大文字と小文字が区別されます。詳細については、「iVM-CLI パラメータ」を参照してください。
リモートシステムのコマンドが受け入れられ、iDRAC が接続を許可した場合は、次のどちらかが発生するまでコマンドの実行が続行します。
l 何らかの理由で iVM-CLI 接続が終了した場合。
l オペレーティングシステムのコントロールを使用して処理が手動で中止された場合。たとえば、Windows でタスク マネージャを使うと処理を終了できます。
iVM-CLI パラメータ
iDRAC の IP アドレス
-r <iDRAC IP アドレス>[:<iDRAC SSL ポート>]
このパラメータは、iDRAC の IP アドレスと SSL ポートを提供します。これらは、ユーティリティにがターゲット iDRAC と仮想メディア接続を確立するために必要です。無効な IP アドレスまたは
DDNS 名を入力すると、エラーメッセージが表示されてコマンドは終了します。
<iDRAC IP アドレス> は有効な固有の IP アドレスまたは iDRAC 動的ドメインネームシステム(DDNS)名です(サポートしている場合)。<iDRAC SSL ポート> を省くと、ポート 443(デフォルトポー
ト)が使用されます。iDRAC のデフォルト SSL ポートを変更していない限り、オプションの SSL ポートは不要です。
iDRAC ユーザー名
-u <iDRAC ユーザー名>
このパラメータは仮想メディアを実行する iDRAC ユーザー名を提供します。
<iDRAC ユーザー名> には、次の属性が必要です。
l 有効なユーザー名
l iDRAC 仮想メディアユーザー権限
iDRAC の認証に失敗した場合は、エラーメッセージが表示されてコマンドが終了します。
メモ: ivmdeploy スクリプトは、インストール時にディレクトリに存在する他のファイルに依存しています。別のディレクトリからスクリプトを使用する場合は、一緒にすべてのファイルをコピー
する必要があります。