Users Guide
MAP アドレス領域の移動
SM-CLP で管理できるオブジェクトは Manageability Access Point(MAP)アドレス領域と呼ばれる階層空間に分類されたターゲットで表されます。アドレスパスは、アドレス領域のルートからアドレ
ス領域のオブジェクトへのパスを指定します。
ルートターゲットは、スラッシュ(/)またはバックスラッシュ(¥)で表されます。これは、iDRAC にログインするときのデフォルトの開始ポイントです。cd バーブを使用してルートから移動します。たとえば、
システムイベントログ(SEL)で 3 番目のレコードに移動するには、次のコマンドを入力します。
->cd /system1/sp1/logs1/record3
ターゲットなしで cd バーブを入力し、アドレス領域の現在の場所を検索します。..と . の機能は、Windows および Linux の場合と同様です。 .. は、 親レベルを参照し、 . は、 現在のレベルを参
照します。
ターゲット
表11-3 は、SM-CLP で使用可能なターゲットの一覧です。
表 11-3SM-CLP のターゲット
show バーブ の使用
ターゲットの詳細を知るには、show バーブを使用します。このバーブは、その場所で許可されているターゲットのプロパティ、サブターゲット、および SM-CLP バーブのリストを表示します。
-display オプションの使用
show -display オプションで、コマンドの出力を 1 つまたは複数のプロパティ、ターゲット、バーブに制限できます。たとえば、現在の場所のプロパティとターゲットのみを表示する場合は、次のコマン
構文:
-level <n | all>
-output, -o
出力のフォーマットを指定します。
構文:
-output <text | clpcsv | clpxml>
-source
load コマンドのイメージ場所を指定します。
構文:
-source <URI>
-version, -v
SMASH-CLP バージョン番号を表示します。
メモ: SM-CLP アドレスパスでスラッシュ(/)とバックスラッシュ(¥)は置き換え可能です。ただし、コマンドラインの最後のバックスラッシュは次の行のコマンドに続き、コマンドが解析されると無
視されます。
ターゲット
定義
/system1/
管理下システムターゲット
/system1/sp1
サービスのプロセッサ。
/system1/sol1
シリアルオーバー LAN のターゲット。
/system1/sp1/account1 ~ /system1/sp1/account16
16 のローカル iDRAC ユーザーアカウント。account1 が root アカウント。
/system1/sp1/enetport1
iDRAC NIC の MAC アドレス。
/system1/sp1/enetport1/lanendpt1/
ipendpt1
iDRAC IP、ゲートウェイ、ネットマスクの設定。
/system1/sp1/enetport1/lanendpt1/
ipendpt1/dnsendpt1
iDRAC DNS サーバーの設定。
/system1/sp1/group1 ~ /system1/sp1/group5
Active Directory 標準スキーマのグループ。
/system1/sp1/logs1
ログ収集ターゲット。
/system1/sp1/logs1/record1
管理下システムの SEL レコードの個々のインスタンス
/system1/sp1/logs1/records
管理下システムの SEL ターゲット。
/system1/sp1/oemdell_racsecurity1
証明書署名要求の生成に使用するパラメータのストレージ。
/system1/sp1/oemdell_ssl1
SSL 証明書要求の状態。
/system1/sp1/oemdell_vmservice1
仮想メディアの設定と状態。