Users Guide
l パラメータは、object、=、値 の間に空白を入れずに「object=値」のペアとして指定されます。
値の後の空白スペースは無視されます。値の文字列内にあるスペースは変更されません。= の右側の文字はすべてそのまま解釈されます(たとえば 2 番目の =、または# 、[、] など)。
l パーサは、索引オブジェクトエントリを無視します。
ユーザーは使用する索引を指定できません。索引がすでに存在する場合は、それが使用されます。索引がない場合は、そのグループで最初に使用可能な索引に新しいエントリが作成されま
す。
racadm getconfig -f <ファイル名> コマンドは、索引オブジェクトの前にコメントを配置するため、ここでコメントを確認できます。
l 索引付きグループの行は設定ファイルから削除できません。
次のコマンドを使用して、手動で索引オブジェクトを削除する必要があります。
racadm config -g <グループ名> -o <オブジェクト名> -i <索引> ""
索引付きグループの内容を表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm getconfig -g <グループ名> [-i <索引>]
l 索引付きグループの場合、 オブジェクトアンカーは [ ] の組の後にくる最初のオブジェクトでなければなりません。次は、現在の索引付きグループの例です。
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminUserName=<ユーザー名>
l パーサーが索引付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまな索引との差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、iDRAC からそのグループのすべての索引を読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC が 設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。変更されたオブジ
ェクトが新しい索引を表す場合、設定中にその iDRAC の索引が作成されます。
l 設定ファイルで索引を指定することはできません。
索引は作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用中の索引と未使用索引で断片化してくる可能性があります。索引が存在する場合は、変更されます。索引が存在しない場合は、最
初に使用できる索引が使用されます。この方法では、管理されているすべての RAC 間で索引を正確に一致させる必要のない場合に、索引付きエントリを追加できるという柔軟性が得られます。
新しいユーザーは、最初に使用可能な索引に追加されます。すべての索引が一杯で新しいユーザーを追加しなければならない場合は、1 つの iDRAC で正しく解析および実行される設定ファイ
ルが別の iDRAC でも正しく実行されるとは限りません。
設定ファイルの iDRAC IP アドレスの変更
設定ファイルの iDRAC IP アドレスを変更する場合は、不要な <変数>=<値> のエントリをすべて削除します。IP アドレス変更に関連する 2 つの <変数>=< 値> エントリを含め、"[" と "]" が付い
た実際の変数グループのラベルのみが残ります。
次に、例を示します。
#
# オブジェクトグループ"cfgLanNetworking"
#
[cfgLanNetworking]
cfgNicIpAddress=10.35.10.110
cfgNicGateway=10.35.10.1
このファイルは次のようにアップデートされます。
#
# オブジェクトグループ"cfgLanNetworking"
#
[cfgLanNetworking]
cfgNicIpAddress=10.35.9.143
# コメント、以下の行は無視されます
cfgNicGateway=10.35.9.1
メモ: 次のコマンドを使用すると、索引グループを手動で作成できます。
racadm config -g <グループ名> -o <アンカー付きオブジェクト> -i <索引> <固有アンカー名>
メモ: NULL 文字列(2 つの "" 文字)は、指定したグループの索引を削除するように iDRAC に命令します。