Users Guide
RACADM ユーティリティを使用した iDRAC の設定
この項では、RACADM を使用して、さまざまな iDRAC 設定タスクを実行する方法を説明します。
現在の iDRAC 設定の表示
RACADM getconfig サブコマンドは、iDRAC から現在の設定を取得します。設定値は、1 つまたは複数の オブジェクト を含む グループ に編成され、オブジェクトには 値 があります。
グループとオブジェクトの詳細については、「iDRAC プロパティデータベースのグループとオブジェクトの定義」を参照してください。
全 iDRAC グループのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -h
特定のグループのオブジェクトと値を表示するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g <グループ>
たとえば、cfgLanNetworking グループのオブジェクト設定をすべて表示するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g cfgLanNetworking
RACADM を使用した iDRAC ユーザーの管理
iDRAC のプロパティデータベースには、最大 15 のユーザーを設定できます。(16 番目のユーザーは、IPMI LAN ユーザー用に予約されています。)手動で iDRAC ユーザーを有効にする前に、現
在のユーザーが存在しているかどうか確認してください。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力すると、ユーザーが存在するかどうかがわかります。
racadm getconfig -u <ユーザー名>
または
1 ~ 16 の各索引に 1 回ずつ次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g cfgUserAdmin -i <索引>
複数のパラメータとオブジェクト ID が現在値と共に表示されます。対象オブジェクトは次の 2 つです。
# cfgUserAdminIndex=nn
cfgUserAdminUserName=
cfgUserAdminUserName オブジェクトに値がない場合は、cfgUserAdminIndex オブジェクトで示されるその索引番号は使用可能です。「= 」の後に名前が表示された場合は、索引がそのユ
ーザー名に割り当てられています。
help <サブコマンド>
指定したサブコマンドの使用ステートメントを一覧にします。
racreset
iDRAC をリセットします。
racresetcfg
iDRAC をデフォルト設定にリセットします。
serveraction
管理下サーバーの電源管理操作を実行します。
setniccfg
コントローラの IP 設定を指定します。
sslcertdownload
CA 証明書をダウンロードします。
sslcertupload
CA 証明書またはサーバー証明書を iDRAC にアップロードします。
sslcertview
iDRAC に CA 証明書またはサーバー証明書を表示します。
sslcsrgen
SSL CSR を生成してダウンロードします。
testemail
iDRAC NIC で iDRAC に電子メールを送信させます。
testtrap
iDRAC NIC で iDRAC に SNMP 警告を送信させます。
注意: racresetcfg コマンドを使用すると、すべての 設定パラメータが元のデフォルトにリセットされるため、注意してください。それまでに行った変更がすべて失われます。
メモ: 新しい iDRAC を設定している場合や、racadm racresetcfg コマンドを実行した場合、現在のユーザーは root (ルート)のみで、パスワードは calvin になります。
メモ: ユーザーは経時的に有効にしたり、無効にしたりできます。その結果、ユーザーが各 iDRAC に異なる索引番号を持つ場合があります。
メモ: また、racadm getconfig -f <ファイル名> と入力し、生成した <ファイル名> ファイルを表示することもできます。このファイルにはすべてのユーザーと、その他の iDRAC 設定パラメ
ータが含まれます。