Users Guide
46 iDRAC6 Enterprise の設定
内蔵デュアル
SD モジュール
内蔵デュアル
SD
モジュール(
IDSDM
)は、該当するプラットフォームでのみ
使用可能です。
IDSDM
は、最初の
SD
カードの内容をミラーする別の
SD
カー
ドを使用して、
hypervisor SD
カードで冗長性を提供します。
iDRAC6
の
vFlash SD
カードは、
2
番目の
SD
カードを使用して
IDSDM
に設定できます。
その場合は、システム
BIOS
設定の
オンボードデバイス
画面で、冗長性
オプ
ションを
ミラーモード
に設定します。
IDSDM
機能を有効にすると、
iDRAC6
vFlash SD
カードの
vFlash
機能は使用できなくなり、このカードは
IDSDM
で二次
SD
カードとして設定されます。
IDSDM
用の
BIOS
コマンドの詳細につ
いては、デルサポートサイト
dell.com/support/manuals
にある『ハード
ウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。
メモ:
BIOS 設定の 内蔵デバイス 画面の 内蔵 USB ポート オプションを オン にす
る必要があります。これを
オフ に設定した場合、システムは IDSDM を起動デバイ
スとして認識しません。
2
枚の
SD
カードのどちらかをマスターにできます。たとえば、
IDSDM
に新し
い
SD
カード
2
枚を取り付けている場合、
SD1
がアクティブ、つまりマスター
カードになります。
SD2
はスタンバイカードになり、すべてのファイルシステ
ム
IDSDM
の書き込みは両方のカードに行われますが、読み取りは
SD1
からの
み行われます。
SD1
が故障したり、取り外されたりした場合には、
SD2
が自動
的にアクティブ(マスター)カードになります。
iDRAC
を使うと、
IDSDM
の状態、正常性、可用性を表示できます。
SD
カードの冗長性状態とエラーイベントは
SEL
にログされ、
LCD
画面に表示
されて、
PET
アラートが生成されます(アラートが有効になっている場合)。
表 2-5. IDSDM の状態
IDSDM - ミラーモード SD カード vFlash SD カード
有効 アクティブ
(
SD1 カード)
vFlash 非アクティブ、スタンバイ SD2
無効 アクティブ
(
SD2 カード)
vFlash のみアクティブ