Users Guide
iVMCLI を使用したオペレーティングシステムの導入 311
クライアントシステムの管理者は、ユーザーグループと権限を制御するので、
このユーティリティを実行できるユーザーも制御することになります。
Windows
システムの場合は、
iVMCLI
ユーティリティのパワーユーザー権限
が必要です。
Linux
システムでは、システム管理者権限がなくても、
sudo
コマンドを使っ
て
iVMCLI
ユーティリティにアクセスできます。このコマンドは、一元管理下
でシステム管理者以外にアクセス権を与え、すべてのユーザーコマンドをログ
に記録します。
iVMCLI
グループにユーザーを追加または編集する場合、システム管理者は
visudo
コマンドを使用します。システム管理者権限がないユーザーは、
sudo
コマンドを
iVMCLI
コマンドライン(または
iVMCLI
スクリプト)のプレフィッ
クスとして追加することでリモートシステムの
iDRAC6
へのアクセス権を取得
し、このユーティリティを実行できます。
iVMCLI ユーティリティのインストール
iVMCLI
ユーティリティは、
Dell OpenManage
システム管理ソフトウ
ェアキットに含まれている『
Dell Systems Management Tools and
Documentation DVD
』に収録されています。ユーティリティをインストー
ルするには、
DVD
をシステムに挿入し、画面に表示される指示に従います。
『
Dell Systems Management Tools and Documentation
DVD
』には、診断、
ストレージ管理、リモートアクセスサービス、
RACADM
ユーティリティなど
最新のシステム管理ソフトウェア製品が含まれています。この
DVD
には、シ
ステム管理ソフトウェアに関する最新の製品情報を記載した
Readme
ファイ
ルも入っています。
『
Dell Systems Management Tools and Documentation
DVD
』には、
iVMCLI
と
RACADM
ユーティリティを使用してソフトウェアを複数のリモー
トシステムに導入する方法を示すサンプルスクリプト
ivmdeploy
も収録さ
れています。
メモ:
ivmdeploy スクリプトは、インストール時にそのディレクトリに存在する
他のファイルに依存しています。別のディレクトリからスクリプトを使用する場合
は、そのディレクトリ内のすべてのファイルをコピーしてください。
コマンドラインオプション
iVMCLI
インタフェースは、
Windows
と
Linux
システムで共通しています。
このユーティリティのオプションは
RACADM
ユーティリティのオプション
と同じです。たとえば、
iDRAC6
の
IP
アドレスを指定するオプションでは、
RACADM
ユーティリティと
iVMCLI
ユーティリティで同じ構文が必要です。
iVMCLI
コマンド形式は次のとおりです。
iVMCLI [ パラメータ ] [ オペレーティングシステムシェルオプション ]