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310 iVMCLI を使用したオペレーティングシステムの導入
ivmdeploy
スクリプトは、コマンドラインオプションを
iVMCLI
ユーティリ
ティに渡します。これらのオプションの詳細については、「
311
ページの「コマ
ンドラインオプション」を参照してください。このスクリプトの
-r
オプション
の処理方法は、
iVMCLI -r
オプションとは若干異なります。
-r
オプションの引
数が既存のファイル名である場合、スクリプトは指定したファイルから
iDRAC6
IP
アドレスを読み取り、各行につき
iVMCLI
ユーティリティを一度実行します。
-r
オプションの引数がファイル名でない場合は、単一の
iDRAC6
のアドレスに
なります。この場合、
-r
は
iVMCLI
ユーティリティで説明されている通りに機
能します。
ivmdeploy
スクリプトは、
CD/DVD
または
CD/DVD ISO9660
イメージから
のインストールのみをサポートしています。フロッピーディスクまたはフロッ
ピーディスクイメージからのインストールが必要な場合は、
iVMCLI -f
オプ
ションを使用するようにスクリプトを変更してください。
仮想メディアコマンドラインインタフェース
ユーティリティの使用
仮想メディアコマンドラインインタフェース(
iVMCLI
)ユーティリティは、
管理ステーションから
iDRAC6
に仮想メディアの機能を提供するスクリプト
可能なコマンドラインインタフェースです。
iVMCLI
ユーティリティは次の機能を提供します。
メモ:
読み取り専用のイメージファイルを仮想化するとき、複数セッションで同じ
イメージメディアを共有できる。物理ドライブを仮想化すると、その物理ドライブ
には一度に
1 つのセッションしかアクセスできなくなる。
•
仮想メディアプラグインと互換性のあるリムーバブルデバイスまたはイメー
ジファイル
•
iDRAC6
ファームウェアの一回限りの起動オプションを有効にした場合の自
動終了
•
Secure Socket Layer
(
SSL
)を使用した
iDRAC6
通信のセキュリティ保護
ユーティリティを実行する前に、
iDRAC6
に対する仮想メディアユーザー権限
があることを確認してください。
注意:
iVMCLI コマンドラインユーティリティを実行する際は、対話フラグ「-i」を
利用することをお勧めします。多くの
Windows および Linux オペレーティングシス
テムでは、他のユーザーがプロセスを確認する際、ユーザー名とパスワードが平文
のまま表示されるため、上記を行うことで、ユーザー名とパスワードの秘密性が保
たれ、セキュリティが強化されます。
オペレーティングシステムがシステム管理者権限、オペレーティングシステムに
固有の権限またはグループメンバーシップをサポートしている場合は、
iVMCLI
コマンドを実行するためにはシステム管理者権限も必要です。