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WS-MAN インタフェースの使用 301
WS-MAN
インタフェースの使用
Web Services for Management
(
WS–MAN
)は、システム管理に使用さ
れる
Simple Object Access Protocol
(
SOAP
)ベースのプロトコルです。
WS–MAN
は、ネットワークでデータの共有とやり取りを行うデバイスの相互運
用可能なプロトコルを提供します。
iDRAC6
は、
Distributed Management
Task Force
(
DMTF
)の
Common Information Model
(
CIM
)ベースの管理
情報を伝達するために、
WS-MAN
を使用します。
CIM
情報は、管理下システム
で操作可能なセマンティックスや情報の種類を定義します。
Dell
に組み込まれた
サーバープラットフォーム管理インタフェースはプロファイル別に分類され、各
プロファイルは個々の管理ドメインや機能領域に固有のインターフェイスを定義
しています。さらに、デルではモデルやプロファイルの拡張を多数定義すること
で、追加機能用のインタフェースを提供しています。
WS–MAN
を介して入手できるデータは、
DMTF
プロファイルと
Dell
拡張プ
ロファイルにマッピングされた
iDRAC6
計装インタフェースによって提供され
ます。
WS 管理の機能
WS–Management
の仕様は、管理アプリケーションと管理下リソースの相互
運用性を促進します。ウェブサービスの規格と使用要件のコアセットを識別し
て、あらゆるシステム管理の要となる共通操作を明らかにすることで、
WS–Management
は次が可能になります。
•
管理リソースの存在を検出し、リソース間を移動する
•
設定や動的な値など、個々の管理リソースを取得、設定、作成、削除する
•
大容量テーブルやログなど、コンテナやコレクションの内容を列挙する
•
強力に型付けされた入出力パラメータを使用して特定の管理手段を実行する