Users Guide
268 RACADM コマンドラインインタフェースの使用
IP
フィルタは受信ログインの
IP
アドレスを、次の
cfgRacTuning
プロパ
ティで指定する
IP
アドレス範囲と比較します。
•
cfgRacTuneIpRangeAddr
•
cfgRacTuneIpRangeMask
cfgRacTuneIpRangeMask
プロパティは着信
IP
アドレスと
cfgRacTuneIpRangeAddr
プロパティの両方に適用されます。結果が同じ
場合は、着信ログイン要求に
iDRAC6
へのアクセスが許可されます。この範囲
外の
IP
アドレスからのログイン要求にはエラーが返されます。
次の式の値がゼロに等しい場合は、ログインに進みます。
cfgRacTuneIpRangeMask & (< 着信 IP アドレス > ^
cfgRacTuneIpRangeAddr)
&
は数量のビットワイズ
AND
で
^
はビットワイズ
XOR
です。
cfgRacTuning
プロパティの完全リストは、デルサポートサイト
dell.com/support/manuals
にある『
iDRAC
および
CMC
向け
RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』の
cfgRacTuning
を参照してください。
次の例では、ローカル
RACADM
を使用して
IP
フィルタを設定します。
メモ:
RACADM と RACADM コマンドの詳細については、253 ページの
「
RACADM コマンドラインインタフェースの使用」 を参照してください。
表
13-4. IP アドレスフィルタ(IpRange)のプロパティ
プロパティ 説明
cfgRacTuneIpRangeEnable
IP アドレスのチェック機能を有効にします。
cfgRacTuneIpRangeAddr
サブネットマスクの
1
によって、受け入れる
IP
アド
レスビットパターンが決まります。
このプロパティはビットワイズ
AND
と
cfgRacTuneIpRangeMask
を使用して、許可する
IP
アドレスの上位ビットを決定します。
IP
アドレスの
上位ビットにこのビットパターンが含まれるすべての
IP
アドレスにログインが許可されます。この範囲外の
IP
アドレスからのログインはエラーになります。各プ
ロパティのデフォルト値は、
192.168.1.0
~
192.168.1.255
のアドレス範囲からのログインを許可
しています。
cfgRacTuneIpRangeMask
IP アドレスの有意ビット位置を定義します。マスク
は、上位ビットがすべて
1 で、下位ビットがすべて
ゼロであるネットマスク形式です。