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シリアルオーバー LAN の設定と使用 185
SOL プロキシのモデル
Telnet
クライアント(ポート
623
)
←→
WAN
接続
←→
SOL
プロキシ
←→
iDRAC6
サーバー
SOL
プロキシは、管理ステーションの
Telnet
クライアントと通信するとき
TCP/IP
プロトコルを使用します。一方、
SOL
プロキシは管理下サーバーの
iDRAC6
とは、
UDP
ベースの
RMCP/IPMI/SOL
プロトコルを使用して通信し
ます。このため、管理下システムの
iDRAC6
に
SOL
プロキシから
WAN
接続
経由で通信する場合は、ネットワークパフォーマンスに問題がある可能性があ
ります。推奨される使用モデルは、
SOL
プロキシと
iDRAC6
サーバーを同じ
LAN
に接続したものです。これによって、
Telnet
クライアントと管理ステー
ションを
WAN
接続で
SOL
プロキシに接続できるようになります。この使用
モデルでは、
SOL
プロキシは期待通りに機能します。
IMPItool を通して SOL をリダイレクトするモデル
IPMItool
←→
WAN
接続
←→
iDRAC6
サーバー
IPMI
ベースの
SOL
ユーティリティである
IPMItool
は、
UDP
データグラムを
使ってポート
623
に配信された
RMCP+
プロトコルを使用します。
iDRAC6
では、この
RMCP+
接続が暗号化されている必要があります。暗号化キー
(
KG
キー)には、
iDRAC6
ウェブ
GUI
または
iDRAC6
設定ユーティリティで
設定できるゼロまたは
NULL
文字が含まれている必要があります。また、
Backspace
キーを押して、暗号化キーを消し、
iDRAC6
にデフォルト暗号化
キーの
NULL
文字を提供させることもできます。
RMCP+
を使用する利点とし
ては、認証の強化、データ整合性チェック、暗号化、および複数タイプのペイ
ロードのサポートがあります。詳細については、
187
ページの「
IPMItool
経
由で
SOL
を使用」
または
IPMItool
のウェブサイト
http://ipmitool.sourceforge.net/manpage.html
を参照してください。
iDRAC6 コマンドラインコンソールでの SOL セッションの切断
SOL
セッションを切断するには、ユーティリティのコマンドを使用します。
SOL
セッションを完全に終えなければ、ユーティリティを終了できません。
SOL
セッションを切断するには、
iDRAC6
コマンドラインコンソールから
SOL
セッションを終了します。
SOL
リダイレクトを終了する準備ができたら、
<Enter>
、
<Esc>
、
<t>
の順に続
けてキーを押します。それに応答して、
SOL
セッションが終了します。このエス
ケープシーケンスは、
SOL
セッションが接続した直後に、画面にも出力されま
す。管理下サーバーが
オフ
の場合は、
SOL
の確立に若干時間がかかります。
メモ:
ユーティリティで SOL セッションを正常に閉じないと、それ以上の SOL
セッションは使用できなくなる可能性があります。この状況を解決するには、シス
テム →
iDRAC 設定 → ネットワーク / セキュリティ → セッション で Web GUI の
コマンドラインコンソールを終了します。