Users Guide
表2-4 はリモートファイル共有の設定一覧です。
表 2-4リモートファイルサーバーの設定
4. ファイル共有の接続を確立するには、接続 をクリックします。接続が確立した後、接続 ボタンは無効になります。
リモートファイル共有の場合、リモート RACADM コマンドは
racadm remoteimage です。
racadm remoteimage <
オプション
>
次のオプションがあります。
–c:イメージを接続
–d:イメージを切断
–u <ユーザー名>:ネットワーク共有にアクセスするユーザー名
–p <パスワード>:ネットワーク共有にアクセスするパスワード
–l <イメージの場所>:ネットワーク共有上のイメージの場所(場所を二重引用符で囲む)
–s:現在の状態を表示
内蔵デュアル SD モジュール
内蔵デュアル SD モジュール(IDSDM)は、該当するプラットフォームでのみ使用可能です。IDSDM は、最初の SD カードの内容をミラーする別の SD カードを使用して、hypervisor SD カードで冗
長性を提供します。iDRAC6 の vFlash SD カードは、2 番目の SD カードを使用して IDSDM に設定できます。その場合は、システム BIOS 設定の オンボードデバイス 画面で、冗長性 オプショ
ンを ミラーモード に設定します。IDSDM 機能を有効にすると、iDRAC6 vFlash SD カードの vFlash 機能は使用できなくなり、このカードは IDSDM で二次 SD カードとして設定されます。IDSDM
用の BIOS コマンド の詳細については、デルサポートサイト support.dell.com/manuals にある『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。
2 枚の SD カードのどちらかをマスターにできます。たとえば、IDSDM に新しい SD カード 2 枚を取り付けている場合、SD1 がアクティブ、つまりマスターカードになります。SD2 はスタンバイカードに
なり、すべてのファイルシステム IDSDM の書き込みは両方のカードに行われますが、読み取りは SD1 からのみ行われます。SD1 が故障したり、取り外されたりした場合には、SD2 が自動的にアク
ティブ(マスター)カードになります。
表 2-5IDSDMの状態
iDRAC を使うと、IDSDM の状態、正常性、可用性を表示できます。
SD カードの冗長性状態とエラーイベントは SELにログされ、LCD 画面に表示されて、PET 警告が生成されます(警告が有効になってる場合)。
属性
説明
ユーザー名
NFS/CIFS ファイルシステムに接続するユーザー名。
パスワード
NFS/CIFS ファイルシステムに接続するパスワード。
イメージファイルのパス
リモートファイル共有を通して共有するファイルのパス。
状態
接続済み:ファイルが共有されています。
未接続:ファイルは共有されていません。
接続中...:共有に接続中のビジー状態 です。
メモ:リモートファイル共有を設定した場合でも、セキュリティ上の理由から、GUI はユーザー資格情報を表示しません。
注意:ユーザー名、パスワード、イメージ場所には、英数字と特殊文字を含む 、'(一重引用符)、"(二重引用符)、,(コンマ)、<(より小記号)、>(より大記号)以外のすべての文
字を使用できます。リモートファイル共有を使用するとき、上記の文字はユーザー名、パスワード、 イメージ場所には使用できません。
メモ:BIOS 設定の 内蔵デバイス 画面の 内蔵 USB ポート オプションを オン にする必要があります。これを オフ に設定した場合、システムは IDSDM を起動デバイスとして認識しませ
ん。
IDSDM - ミラーモード
SD カード
vFlash SD カード
有効
アクティブ(SD1 カード)
vFlash 非アクティブ、スタンバイ SD2
無効
アクティブ(SD2 カード)
vFlash のみアクティブ