Users Guide
最初の起動デバイス
この機能を使用すると、システムの最初の起動デバイスを選択して、ブートワンス を有効にできます。システムは次回以降の再起動時に選択したデバイスから起動し、iDRAC6 GUI または BIOS の
起動順序から再度変更されるまで、BIOS の起動順序にある最初の起動デバイスのままになります。ブートワンスが有効な場合、システムは選択されたデバイスから 1 回のみ起動します。続いて、シ
ステムは BIOS ブートシーケンスに従って起動します。
リモートウェブインタフェースから初回起動デバイスを選択するには、次の手順を行います。
1. サポートされているウェブブラウザのウィンドウを開きます。
2. iDRAC6 ウェブインタフェースにログインします。
3. システムツリーで、システム® セットアップ タブ® 最初の起動デバイス の順に選択します。最初の起動デバイス 画面が表示されます。
表2-3 は、最初の起動デバイス の設定をリストしています。
表 2-3最初の起動デバイス
リモートファイル共有
iDRAC6 からリモートファイル共有(RFS)機能を使用すると、ネットワーク共有にある CD/DVD ISO イメージファイルを指定し、NFS または CIFS を使って CD または DVD としてマウントし、管理下
サーバーのオペレーティングシステムで仮想ドライブとして使用可能にできます。
CIFS 共有イメージパスのフォーマットは次のとおりです。
//<IP アドレスまたはドメイン名>/<共有名>/<イメージのパス>
NFS 共有イメージパスのフォーマットは次のとおりです。
<IP アドレス>:/<イメージファイルへのパス>
ユーザー名にドメイン名が含まれる場合、ユーザー名は <
ユーザー名
>@<
ドメイン
> の形式で入力する必要があります。たとえば、user1@dell.com は有効なユーザー名ですが、dell¥user1
は有効なユーザー名ではありません。
IMG 拡張子が付くファイル名は、仮想フロッピーとしてリダイレクトされ、ISO 拡張子が付くファイル名は、仮想 CDROM としてリダイレクトされます。リモートファイル共有は、イメージファイル形
式 .IMG と .ISO のみをサポートしています。
RFS 機能は、iDRAC6 の基礎となる仮想メディア実装を利用します。RFS のマウントを行うには、仮想メディアの権限が必要です。仮想ドライブがすでに仮想メディアによって使用されている場合、同ド
ライブを RFS としてマウントすることはできません。その逆も同様です。RFS が機能するためには、iDRAC6 の仮想メディアは、連結または自動連結モードになっている必要があります。
RFS の接続ステータスは、iDRAC6 ログで見ることができます。接続が完了すると、RFS マウントされた仮想ドライブは、iDRAC6 からログアウトしても、切断されません。iDRAC6 がリセットされた、あ
るいはネットワーク接続が切断された場合に、RFS 接続が終了します。また、RFS 接続を終了するために、CMC で GUI およびコマンドラインオプションも利用できます。CMC からの RFS 接続は、
iDRAC6 の既存の RFS マウントに常に優先します。
iDRAC ウェブインタフェースを介してリモートファイル共有を有効にするには、次の手順に従います。
1. サポートされているウェブブラウザのウィンドウを開きます。
2. iDRAC6 ウェブインタフェースにログインします。
3. システム® リモートファイル共有 タブの順に選択します。
リモートファイル共有 画面が表示されます。
属性
説明
最初の起動デバ
イス
ドロップダウンメニューから最初の起動デバイスを選択します。システムは次回以降の再起動時に選択したデバイスから起動します。
ブートワンス
選択 = 有効、選択解除 = 無効。このオプションをオンにすると、システムは次回起動時に選択したデバイスから起動します。それ以降は、システムは BIOS の起動順序にある
最初の起動デバイスから起動します。
メモ:この機能は IPv4 アドレスでのみ使用できます。IPv6 アドレスは現在サポートされていません。
メモ:Linux ディストリビューションの場合、ランレベル init 3 で運用していると、この機能で手動のマウントコマンドが必要になる可能性があります。コマンドの構文は次のとおりです。
mount /dev/OS_specific_device /<ユーザー定義のマウントポイント> <ユーザー定義のマウントポイント> は、他のマウントコマンドの場合と同様にマウントに使用するディレクトリです。
RHEL の場合、CD デバイス(.iso 仮想デバイス)は /dev/scd0 で、フロッピーデバイス(.img 仮想デバイス)は /dev/sdc です。SLES の場合、CD デバイスは /dev/sr0 で、フロッ
ピーデバイスは /dev/sdc です。正しいデバイス(SLES か RHEL か)が使用されるように、Linux OS で仮想デバイスを接続し次第、次のコマンドを実行する必要があります。
tail /var/log/messages | grep SCSI これで、デバイスを識別するテキストが表示されます(たとえば、SCSI デバイス sdc)。この手順は、Linux ディストリビューションをランレベル init
3 で使用している場合にも実行します。デフォルトでは、仮想メディアは init 3 では自動マウントされません。
メモ:iDRAC6 VFlash 機能と RFS には、関連性がありません。