Users Guide
2. CSIOR を有効にした後、ホストシステムが再起動し、BIOS 起動の終わりごろ、出力画面に「システムインベントリを収集中」というメッセージが表示されます。
3. ホストが再起動してシステムインベントリが収集されたら、iDRAC のみを再起動します。
4. iDRAC が起動すると、ハードウェアインベントリにアクセスできるようになります。
iDRAC の再起動後、ハードウェアインベントリを提供するリクエストのサービスに必要な内部コンポーネントは、すぐには準備完了状態になりません。したがって、再起動後に 5 分間待って
iDRAC に接続して、ハードウェアインベントリを表示します。これには iDRAC を最初にリセットしてから数分間かかる場合があります。代替手段として、iDRAC で WSMAN チェックを使用してリ
モートサービスの可用性をチェックし、ハードウェアインベントリがいつ準備完了状態になるかを判断します。呼び出しには、DCIM_LCService クラスの GetRSStatus メソッドを使用します。
詳細については、delltechcenter.com にある Dell DCIM LC Service MOF を参照してください。ハードウェアインベントリが準備完了状態になる前に、リモートサービスが使用可能になっ
ている必要があります。これは、 iDRAC が再起動された(手順 3)かどうかにかかわらず、適用されます。
トラブルシューティング
ハードウェアインベントリのページに、ハードウェアインベントリ情報が利用できないと表示される。
ハードウェアインベントリを正しく有効にするために説明されている手順に従っているかどうかを確認します。これには、iDRAC の再起動後、このページを表示させるまでに iDRAC で必要な最小限の待
機時間も含まれます。iDRAC の再起動(ファームウェアのアップデートも含む)には、この最小限の待機時間が必要です。リモートサービスの可用性 WSMAN チェックを実行して、ハードウェアインベ
ントリがいつ準備完了状態になるかを確認します。
ハードウェアインベントリで、ハードウェアの属性値の一部が欠落している。
属性値のいくつかはハードウェアコンポーネントに正しく投入されない場合があるため、データを取得する基礎要素が空白のフィールドを取得します。これが GUI に反映されます。iDRAC GUI は、取得
したデータを正しく表示します。データが欠落していると、USC ハードウェアインベントリでも同じデータが欠落します。ハードウェアコンポーネントを装着しなおすことが可能な場合は、再装着して、問題
が解決するかどうかを確認します。ハードウェアコンポーネントを交換可能な場合は、交換することで問題が解決されます。コンポーネントの交換または再装着を行った後、CSIOR が実行されることを確
認し、リモートサービスの可用性を WSMAN チェックで確認した後に、アップデートされたインベントリを表示します。
ハードウェアインベントリのほとんどのデータが空白で、サポートされている多数のコンポーネントが欠落している。
この問題は通常 CSIOR 機能が有効化されていないとき、または前回の収集によるデータが失われたことが原因となります。インベントリをすべて収集するにはシステムを起動させ、システムサービス
用の Ctrl-E セットアップで、CSIOR 機能が有効になっていることを確認します。システムの起動中、ホストが起動する前に、「システムインベントリの収集中」というメッセージが表示されることを確認し
ます。
ファームウェアインベントリデータが欠落している、またはシステム概要およびシステム詳細ページの LC バージョンが「見つかりません」 と表
示される。
この場合のオプションは iDRAC の再起動です。アップデートが現在インストールされているファームウェアに対するものであっても、iDRAC ファームウェアをアップデートする必要のある場合もありま
す。
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