Users Guide
18. 検索フィルタ フィールドに、有効な LDAP 検索フィルタを入力します。選択したベース DN 内でユーザー属性によってログインユーザーを一意に識別できない場合は、フィルタを使用します。
指定されていない場合は、デフォルトで、値はツリー内のすべてのオブジェクトを検索する objectClass=* に設定されます。ユーザーによって設定されたこの追加の検索フィルタは、userDN
検索のみに適用され、グループメンバーシップの検索には適用されません。
19. 次へ をクリックして、汎用 LDAP の設定と管理手順 3 の3a ページへ移動します。このページを使用して、ユーザーを認証する権限グループを設定します。汎用 LDAP が有効である場合
は、役割グループを使って iDRAC6 ユーザーの認証ポリシーを指定します。
20. 役割グループ の下の 役割グループ をクリックします。
汎用 LDAP の設定と管理手順 3 の 3b ページが表示されます。このページを使用して、ユーザーの認証ポリシーを制御する各役割グループを設定します。
21. iDRAC6 に関連付けられた汎用 LDAP ディレクトリサービスの役割グループを識別する グループ識別名(DN) 入力します。
22. 役割グループの権限 セクションで、役割グループの権限レベル を選択して、グループに関連付けられた権限を指定します。たとえば、 システム管理者 を選択すると、そのアクセス権レベ
ルのすべての権限が選択されます。
23. 適用 をクリックして、役割グループの設定を保存します。
役割グループの設定が表示されている 汎用 LDAP の 3 の 3a ページに自動的に戻ります。
24. 必要に応じて、追加の役割グループを設定します。
25. 汎用 LDAP の設定と管理 概要ページに戻るには、完了 をクリックします。
26. 汎用 LDAP 設定を確認するには、設定のテスト をクリックします。
27. LDAP 設定をテストするのに選択したディレクトリユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。フォーマットは使用するユーザーログインの属性によって異なり、入力したユーザー名は選
択した属性に一致する必要があります。
テスト結果およびテストログが表示されます。これで、汎用 LDAP ディレクトリサービスの設定が完了しました。
よくあるお問い合わせ(FAQ)
Active Directory ログインの問題
Active Directory シングルサインオンを使用して iDRAC6 にログインする場合に約 4 分かかります。
通常の Active Directory シングルサインオンによるログインの所要時間は、10 秒以内ですが、iDRAC6 ネットワーク ページで 優先 DNS サーバー と 代替 DNS サーバー を指定し、優先
DNS サーバーでエラーが発生した場合には、4 分近くかかることがあります。DNS サーバーがダウンしていると、タイムアウトになります。iDRAC6 は代替 DNS サーバーを使用してログインを処理し
ます。
Windows Server 2008 Active Directory にあるドメインに Active Directory を設定し、次のように設定しました。ドメインには子ドメ
イン(サブドメイン)があり、ユーザーとグループは同じ子ドメインにあります。ユーザーはそのグループのメンバーです。この場合、子ドメインに
あるユーザーを使用して iDRAC6 にログインしようとすると、Active Directory シングルサインオンに失敗します。
これはグループタイプの間違いが原因と考えられます。Active Directory サーバーには次の 2 種類のグループがあります。
l セキュリティ — セキュリティグループを使用すると、ユーザーとコンピュータの共有リソースへのアクセスを管理したり、グループポリシーの設定をフィルタしたりできます。
l 配布 — 配布グループは、E-メール配布リストとして使用するだけが目的です。
グループタイプが常に セキュリティ であることを確認してください。配布グループを使用してオブジェクトに権限を割り当てたり、グループポリシー設定をフィルタすることはできません。
Active Directory ログインに失敗しました。どうすればいいですか。
iDRAC6 のウェブインタフェースで診断ツールが提供されています。
1. ウェブインタフェースから、システム管理者権限のあるローカルユーザーとしてログインします。
2. システムツリーで、システム® iDRAC 設定® ネットワーク / セキュリティ タブ® ディレクトリサービス® Microsoft Active Directory の順に選択します。
Active Directory 概要の画面が表示されます。
メモ:証明書の検証を有 効にする を選択して LDAP の設定をテストする場合、LDAP サーバーは IP アドレスではなく、FQDN で識別される必要があります。IP アドレスで LDAP サーバー
が識別される場合、iDRAC6 が LDAP サーバーと通信できないため、証明書の検証は失敗します。