Users Guide
E-メール警告の設定
1. 次のコマンドを入力してグローバル警告を有効にします。
racadm config -g cfgIpmiLan -o cfgIpmiLanAlertEnable 1
2. 次のコマンドを入力して E-メール警告を有効にします。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEnable -i <
インデックス
> <0|1>
<
インデックス
> は E-メール送信先のインデックスで、0 は E-メール警告を無効に、1 は E-メール警告を有効にします。E-メールの送信先インデックスは 1~4 の値が可能です。
たとえば、PET をインデックス 4 で有効にするには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEnable -i 4 1
3. 次のコマンドを使用して E-メールのオプションを設定します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertAddress -i 1 <E-
メールアドレス
>
1 は E-メール送信先のインデックスで、<E-
メールアドレス
> は、プラットフォームイベント警告を受け取る送信先 E-メールアドレスです。
4. SMTP E-メールサーバーを設定するには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSmtpServerIpAddr <SMTP E-
メールサーバーの
IP
アドレス
>
5. カスタムメッセージを設定するには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertCustomMsg -i <
インデックス
> <
カスタムメッセージ
>
<
インデックス
> は E-メール送信先のインデックスで、<
カスタムメッセージ
> はカスタムメッセージです。
6. 必要に応じて、次のコマンドを使用して設定した E-メール警告をテストします。
racadm testemail -i <
インデックス
>
<
インデックス
> は、テストする E-メール送信先のインデックスです。
IP フィルタ(IpRange)の設定
IP アドレスフィルタ(または IP 範囲チェック)を使用すると、ユーザーが特定した範囲内にある IP アドレスのクライアントワークステーションや管理ワークステーションからのみ iDRAC6 へのアクセス
を許可できます。その他のすべてのログイン要求は拒否されます。
IP フィルタは受信ログインの IP アドレスを、次の cfgRacTuning プロパティで指定する IP アドレス範囲と比較します。
l cfgRacTuneIpRangeAddr
l cfgRacTuneIpRangeMask
cfgRacTuneIpRangeMask プロパティは着信 IP アドレスと cfgRacTuneIpRangeAddr プロパティの両方に適用されます。結果が同じ場合は、着信ログイン要求に iDRAC6 へのアクセス
が許可されます。この範囲外の IP アドレスからのログイン要求にはエラーが返されます。
次の式の値がゼロに等しい場合は、ログインに進みます。
cfgRacTuneIpRangeMask & (<
着信
IP
アドレス
> ^ cfgRacTuneIpRangeAddr)
& は数量のビットワイズ AND で ^ はビットワイズ XOR です。
cfgRac 調整プロパティの完全リストは、デルサポートサイト support.dell.com/manuals にある『RACADM Command Line Reference Guide for iDRAC and CMC』の cfgRac 調整を
参照してください。
表 13-4IPアドレスフィルタ( IpRange) のプロパティ
プロパティ
説明
cfgRacTuneIpRangeEnable
IP アドレスのチェック機能を有効にします。
cfgRacTuneIpRangeAddr
サブネットマスクの 1 によって、受け入れる IP アドレスビットパターンが決まります。
このプロパティはビットワイズ AND と cfgRacTuneIpRangeMask を使用して、許可する IP アドレスの上位ビットを決定します。IP アドレスの上位ビットに