Users Guide
RACADM から FlexAddress を有効にする方法
iDRAC6 から FlexAddress を有効にすることはできません。CMC からスロットおよびファブリックレベルで FlexAddress を有効にします。
1. CMC コンソールから次の RACADM コマンドを使用し、管理下サーバーのスロットに対して FlexAddress を有効にします。
racadm setflexaddr -i <
スロット番号
> 1。ここで、<
スロット番号
> は、FlexAddress を有効にするスロットの番号です。
2. 次に、CMC コンソールから次の RACADM コマンドを実行し、ファブリックレベルで FlexAddress を有効にします。
racadm setflexaddr -f <
ファブリック名
> 1。ここで、<
ファブリック名
> は、A、B、または C です。
3. シャーシ内のすべての iDRAC6 に対して FlexAddress を有効にするには、CMC コンソールから次の RACADM コマンドを実行します。
racadm setflexaddr -f idrac 1
CMC RACADM サブコマンドの詳細については、『RACADM Command Line Reference Guide for iDRAC and CMC』を参照してください。
リモートシスログ
iDRAC6 のリモートシスログ機能を使用すると、RAC のログとシステムイベントログ(SEL)を外部のシスログサーバーにリモートで書き込むことができます。サーバーファーム全体のすべてのログを中
央ログから読むことができます。
リモートシスログプロトコルはユーザー認証を必要としません。ログをリモートシスログサーバーに入力するには、iDRAC6 とリモートシスログサーバー間に正しいネットワーク接続があり、リモートシスロ
グサーバーが iDRAC6 と同じネットワークで実行していることを確認してください。リモートシスログのエントリは、リモートシスログサーバーのシスログポートに送信される UDP パケットです。ネットワー
ク障害が発生した場合、iDRAC6 は同じログを再送信しません。リモートのログ記録は、ログが iDRAC6 の RAC ログと SEL ログに記録されるときにリアルタイムで発生します。iDRAC6 のリモートシ
スログ設定は CMC からも変更できます。
リモートウェブインタフェースからリモートシスログを有効にするには、次の手順を行います。
1. サポートされているウェブブラウザのウィンドウを開きます。
2. iDRAC6 ウェブインタフェースにログインします。
3. システムツリーで、システム® 設定 タブ® リモートシスログの設定 の順に選択します。リモートシスログの設定 画面が表示されます。
表2-2 はリモートシスログの設定一覧です。
表 2-2リモートシスログの設定
次の例で、リモートシスログの設定を変更するための設定オブジェクトと RACADM コマンドの使い方を示します。
racadm config –g cfgRemoteHosts –o cfgRhostsSyslogEnable [1/0] ; デフォルトは 0
racadm config –g cfgRemoteHosts –o cfgRhostsSyslogServer1 <
サーバー名
1> ; デフォルトは空白
racadm config –g cfgRemoteHosts –o cfgRhostsSyslogServer2 <
サーバー名
2>; デフォルトは空白
racadm config –g cfgRemoteHosts –o cfgRhostsSyslogServer3 <
サーバー名
3>; デフォルトは空白
racadm config –g cfgRemoteHosts –o cfgRhostsSyslogPort <
ポート番号
>; デフォルトは 514
注意:FlexAddress が有効な状態で、サーバー割り当ての MAC アドレスからシャーシ割 り 当ての MAC アドレスに切り替えた場合(その逆も同様)、iDRAC6 IP アドレスも
変更されます。
メモ:FlexAddress 機能は CMC からのみ有効または無効にできます。iDRAC6 の GUI は状態のみを報告します。CMC FlexAddress ページで FlexAddress の設定を変更すると、仮
想コンソールまたは仮想メディアの既存のセッションがすべて終了します。
属性
説明
リモートシスログ有
効
指定したサーバーのシスログの転送とリモートキャプチャを有効にするには、このオプションを選択します。シスログが有効になると、新しいログエントリがシスログサーバーに
送信されます。
シスログサーバー 1
~3
SEL ログや RAC ログなどの iDRAC6 のログメッセージをログ記録するリモートシスログサーバーのアドレスを入力します。シスログサーバーのアドレスには英数字、「-」、
「.」、「:」、「_」記号を使用できます。
ポート番 号
リモートシスログサーバーのポート番号を入力します。1~65535 の値を使用してください。デフォルトは 514 です。
メモ:リモートシスログプロトコルによって定義される重要度レベルは、標準的な IPMI システムイベントログ(SEL)の重要度と異なります。したがって、iDRAC6 リモートシスログのすべてのエン
トリが 注意 のレベルで報告されます。