Users Guide
11. システム®リモートアクセス®iDRAC6®ネットワーク / セキュリティ®ネットワーク の順に選択して、iDRAC6 帯域外インタフェース(IPMI オーバー LAN)を有効にします。
12. IPMI 設定 で IPMI オーバー LAN を有効にする オプションを選択します。
13. 適用 をクリックします。
シリアルオーバー LAN(SOL)の使用
本項では、Telnet プログラム、SSH クライアント、IPMItool、SOL プロキシなど、シリアルオーバー LAN セッションの開始方法について説明します。シリアルオーバー LAN 機能の目的は、管理下
サーバーのシリアルポートを iDRAC6 を介して管理ステーションのコンソールにリダイレクトすることです。
Telnet または SSH を通して SOL をリダイレクトするモデル
Telnet(ポート 23)/SSH(ポート 22)クライアント ↔ WAN 接続 ↔ iDRAC6 サーバー
SSH/Telnet 経由の IPMI ベース SOL を実装すると、シリアルとネットワーク間の変換が iDRAC6 内で行われるため、追加のユーティリティは不要になります。使用する SSH または Telnet コン
ソールは、管理下サーバーのシリアルポートから届くデータを解釈して応答できることが必要です。通常、シリアルポートは ANSI または VT100/VT220 ターミナルをエミレートするシェルに連結して
います。シリアルコンソールは自動的に SSH または Telnet コンソールにリダイレクトされます。
SOL セッションを開始するには、SSH/Telnet で iDRAC6 に連結して、iDRAC6 コマンドラインコンソールを開きます。次に、ドル記号のプロンプトで 「connect」 と入力します。
iDRAC で Telnet および SSH クライントを使用する方法の詳細については、「Telnet または SSH クライアントのインストール」を参照してください。
SOL プロキシのモデル
Telnet クライアント(ポート 623) ↔ WAN 接続 ↔ SOL プロキシ ↔ iDRAC6 サーバー
SOL プロキシは、管理ステーションの Telnet クライアントと通信するとき TCP/IP プロトコルを使用します。一方、SOL プロキシは管理下サーバーの iDRAC6 とは、UDP ベースの
RMCP/IPMI/SOL プロトコルを使用して通信します。このため、管理下システムの iDRAC6 に SOL プロキシから WAN 接続経由で通信する場合は、ネットワークパフォーマンスに問題がある可能
性があります。推奨される使用モデルは、SOL プロキシと iDRAC6 サーバーを同じ LAN に接続したものです。これによって、Telnet クライアントと管理ステーションを WAN 接続で SOL プロキシに
接続できるようになります。この使用モデルでは、SOL プロキシは期待通りに機能します。
IMPItool を通して SOL をリダイレクトするモデル
IPMItool ↔ WAN 接続 ↔ iDRAC6 サーバー
IPMI ベースの SOL ユーティリティである IPMItool は、UDP データグラムを使ってポート 623 に配信された RMCP+ プロトコルを使用します。iDRAC6 では、この RMCP+ 接続が暗号化されて
いる必要があります。暗号化キー(KG キー)には、iDRAC6 ウェブ GUI または iDRAC6 設定ユーティリティで設定できるゼロまたは NULL 文字が含まれている必要があります。また、Backspace
キーを押して、暗号化キーを消し、iDRAC6 にデフォルト暗号化キーの NULL 文字を提供させることもできます。RMCP+ を使用する利点としては、認証の強化、データ整合性チェック、暗号化、およ
び複数タイプのペイロードのサポートがあります。詳細については、「IPMItool 経由で SOL を使用」または IPMItool のウェブサイト http://ipmitool.sourceforge.net/manpage.html を
参照してください。
iDRAC6 コマンドラインコンソールでの SOL セッションの切断
SOL セッションを切断するには、ユーティリティのコマンドを使用します。SOL セッションを完全に終えなければ、ユーティリティを終了できません。SOL セッションを切断するには、iDRAC6 コマンドライ
ンコンソールから SOL セッションを終了します。
SOL リダイレクトを終了する準備ができたら、<Enter>、<Esc>、<t> の順に続けてキーを押します。それに応答して、SOL セッションが終了します。このエスケープシーケンスは、SOL セッションが
接続した直後に、画面にも出力されます。管理下サーバーが オフ の場合は、SOL の確立に若干時間がかかります。
PuTTY 経由で SOL を使用
Windows 管理ステーションで PuTTY から SOL を起動するには、次の手順を実行してください。
1. コマンドプロンプトで次のコマンドを使用して iDRAC6 に接続します。
メモ: セキュリティと暗号化のメカニズムが優れている SSH を推奨します。
メモ: タイムアウト値を 0 に設定すると、SSH/Telnet セッション期間が無限になります。デフォルトのタイムアウト値は 1800 秒です。
メモ: ユーティリティで SOL セッションを正常に閉じないと、それ以上の SOL セッションは使用できなくなる可能性があります。この状況を解決するには、ウェブ GUI の システム®リモート
アクセス®iDRAC6®ネットワーク / セキュリティ®セッション でコマンドラインコンソールを終了します。
メモ: 必要に応じて、システム ® リモートアクセス® iDRAC6 ® ネットワーク / セキュリティ ® サービス でデフォルトの SSH/Telnet を変更できます。