Users Guide
表 5-16ユーザー設定のボタン
SSL とデジタル証明書を使用した iDRAC6 通信のセキュリティ確保
ここでは、iDRAC6 に組み込まれているデータセキュリティ機能について説明します。
l SSL(Secure Sockets Layer)
l 証明書署名要求 (CSR)
l SSL メインメニューへのアクセス
l 新しい CSR の生成
l サーバー証明書のアップロード
l サーバー証明書の表示
SSL(Secure Sockets Layer)
iDRAC6 には、業界標準の SSL セキュリティプロトコルを使用してネットワーク上で暗号化データを送信するように設定されたウェブサーバーが含まれています。公開キーと秘密キーの暗号化技術を
基盤とする SSL は、ネットワークでの盗聴を防ぐためにクライアントとサーバー間に認証された暗号化通信を提供する技術として広く普及しています。
SSL 対応システムは、次のタスクを実行できます。
l SSL 対応クライアントに自らを認証する
l クライアントがサーバーに対して自らを認証できるようにする
l 両システムが暗号化接続を確立できるようにする
暗号化プロセスは高度なデータ保護を提供します。iDRAC6 では、北米のインターネットブラウザで一般的に使用されている最も安全な暗号化方式である 128 ビットの SSL 暗号化標準を採用してい
ます。
iDRAC6 ウェブサーバーには、デフォルトでデルの署名付き SSL デジタル証明書(サーバー ID)があります。インターネット上で高いセキュリティを確保するには、ウェブサーバーの SSL 証明書を、
大手認証局(CA)によって署名された証明書に置き換えてください。認証局(CA)は、信頼できる高水準の審査、身元確認、その他の重要なセキュリティ要件を満たしているとして、IT 業界で認められた
ビジネス団体です。CA には、Thawte や VeriSign などがあります。署名された証明書を取得するには、まず、iDRAC6 ウェブインタフェースを使用して企業情報を掲載した証明書署名要求(CSR)
を生成します。生成した CSR を VeriSign や Thawte などの CA に送信します。
証明書署名要求 (CSR)
CSR は、認証局(CA)に対してセキュアサーバー証明書の発行を求めるデジタル要求です。セキュアサーバー証明書を使用すると、サーバーのクライアントは接続しているサーバーの身元を信用でき
るほか、サーバーとの暗号化されたセッションを交渉できます。
CA は CSR を受信すると、その情報の確認と検証を行います。申請者が CA のセキュリティ基準を満たしていれば、ネットワークおよびインターネットを介したトランザクションを行う申請者を一意に識別
するデジタル署名済みの証明書を発行します。
CA が CSR を承認して証明書を送信したら、それを iDRAC6 ファームウェアにアップロードします。iDRAC6 ファームウェアに保存されている CSR 情報が、証明書に含まれている情報と一致する必
要があります。つまり、証明書は iDRAC6 で作成された CSR に則して生成されている必要があります。
SSL メインメニューへのアクセス
1. システム ® リモートアクセス ® iDRAC6 ® ネットワーク / セキュリティ タブをクリックします。
2. SSL をクリックして SSL 画面を開きます。
表5-17 では、CSR の生成時に使用可能なオプションについて説明します。
ゲストユーザ
ー
iDRAC6 へのログイン
カスタム
次のアクセス権を組み合わせて選択してください。iDRAC6 へのログイン、iDRAC6 の設定、ユーザーの設定、ログのクリア、サーバー制御コマンドの実行、仮想コンソー
ルへのアクセス、仮想メディアへのアクセス、テスト警告、診断コマンドの実行
None(なし)
権限の割り当てなし
ボタン
操作
印刷
画面に表示されている ユーザー設定 値を印刷します。
更新
ユーザー設定 画面を再ロードします。
適用
ユーザー設定に追加された新規設定を保存します。
ユーザー メインメニューに戻る
ユーザーメインメニュー画面に戻ります。