Users Guide
racadm -r <iDRAC6 IP アドレス> -u <ユーザー名> -p <パスワード> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm -i -r <iDRAC6 IP アドレス> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
たとえば、次のとおりです。
racadm -r 192.168.0.120 -u root -p calvin getsysinfo
racadm -i -r 192.168.0.120 getsysinfo
iDRAC6 の HTTPS ポート番号をデフォルトポート(443)以外のカスタムポートに変更した場合は、次の構文を使用します。
racadm -r <iDRAC6 IP アドレス>:<ポート> -u <ユーザー名> -p <パスワード> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm -i -r <iDRAC6 IP アドレス>:<ポート> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
リモート RACADM のオプション
表13-6 に、リモート RACADM コマンドのオプションを一覧にします。
表 13-6RACADMコマンドのオプション
iDRAC6 設定ファイルの使用
iDRAC6 設定ファイルは、iDRAC6 データベースの代表値が含まれたテキストファイルです。RACADM getconfig サブコマンドを使用して iDRAC6 の現在の値が含まれた設定ファイルを生成でき
ます。ファイルを編集し、RACADM config -f サブコマンドを使用してファイルを iDRAC6 にロードし直すか、設定を他の iDRAC6 にコピーできます。
iDRAC6 設定ファイルの作成
設定ファイルは、プレーンテキストファイルです。有効なファイル名なら何でも使用できますが、推奨される拡張子は .cfg です。
設定ファイルの特徴は以下のとおりです。
l テキストエディタで作成可能
l RACADM getconfig サブコマンドで iDRAC6 から取得
l RACADM getconfig サブコマンドで iDRAC6 から取得して編集
RACADM getconfig コマンドで設定ファイルを取得するには、次のコマンドを入力します。
racadm -r <リモート iDRAC6 IP> -u <ユーザー> -p <パスワード> getconfig -f myconfig.cfg
このコマンドは、現在のディレクトリにファイル myconfig.cfg を作成します。
設定ファイルの構文
この項では設定ファイルのフォーマットについて説明します。
l # で始まる行はコメントです。
コメントは、行の最初の列から開始する必要があります。 その他の列にある # の文字は、単に # 文字として処理されます。
オプション
説明
-r <racIpAddr>
-r <racIpAddr>:<ポート番号
>
コントローラのリモート IP アドレスを指定します。
iDRAC6 のポート番号がデフォルトポート(443)でない場合は、<ポート番号> を使用してください。
-i
インタラクティブにユーザーのユーザー名とパスワードを問い合わせるように RACADM に指示します。
-u <ユーザー名>
コマンドのトランザクションの認証に使用するユーザー名を指定します。-u オプションを使用すると、-pp オプションも必要になり、-i オプション(インタラクティブ)は
使用できなくなります。
-p <パスワード>
コマンドのトランザクションを認証するパスワードを指定します。-pオプションを使用すると、-i オプションは使用できなくなります。
-S
RACADM が無効な証明書エラーをチェックするように指定します。RACADM は無効な証明書を検出した場合にコマンドの実行を停止して、エラーメッセージを表
示します。
メモ: Windows の Notepad や Linux の vi など、プレーンテキストエディタで設定ファイルを編集します。racadm ユーティリティは ASCII テキストのみを解析します。フォーマットする
と、パーサが混乱して iDRAC6 のデータベースが壊れる可能性があります。