Users Guide
ファイル共有の接続を確立するには、接続 をクリックします。接続が確立した後、接続 ボタンは無効になります。
リモートファイル共有の場合、リモート RACADM コマンドは
racadm remoteimage です。
racadm remoteimage <オプション>
以下のオプションがあります。
-c:イメージを接続
-d:イメージを切断
-u <ユーザー名>:ネットワーク共有にアクセスするユーザー名
-p <パスワード>:ネットワーク共有にアクセスするパスワード
-l <イメージの場所>:ネットワーク共有上のイメージの場所(場所を二重引用符で囲む)
-s:現在の状態を表示
内蔵デュアル SD モジュール
内蔵デュアル SD モジュール(IDSDM)は、該当するプラットフォームでのみ使用可能です。IDSDM は、最初の SD カードの内容をミラーする別の SD カードを使用して、hypervisor SD カードで冗
長性を提供します。iDRAC6 の vFlash SD カードは、2 番目の SD カードを使用して IDSDM に設定できます。その場合は、システム BIOS 設定の オンボードデバイス 画面で、冗長性 オプショ
ンを ミラーモード に設定します。IDSDM 機能を有効にすると、iDRAC6 vFlash SD カードの vFlash 機能は使用できなくなり、このカードは IDSDM で二次 SD カードとして設定されます。IDSDM
の BIOS オプションの詳細については、デルサポートサイト support.dell.com/manuals にある『ハードウェアオーナーズ マニュアル』を参照してください。
2 枚の SD カードのどちらかをマスターにできます。たとえば、IDSDM に新しい SD カード 2 枚を取り付けている場合、SD1 がアクティブ、つまりマスターカードになります。SD2 はバックアップカード
になり、すべてのファイルシステム IDSDM の書き込みは両方のカードに行われますが、読み取りは SD1 からのみ行われます。SD1 が故障したり、取り外されたりした場合には、SD2 が自動的にア
クティブ(マスター)カードになります。
表 2-5IDSDMの状態
iDRAC を使用して、IDSDM の状態、正常性、可用性を確認できます。
SD カードの冗長性状態とエラーイベントは SEL に記録され、LCD で表示され、警告が有効になっている場合は、 PET 警告が生成されます。
GUI による内蔵デュアル SD モジュールの状態
1. iDRAC ウェブインタフェースにログインします。
2. システム ツリーで、リムーバブルフラッシュメディア をクリックします。リムーバブル vFlash メディア ページが表示されます。このページには以下の 2 つのセクションが表示されます。
l 内蔵 SD モジュール - IDSDM が冗長モードの場合にのみ表示されます。冗長性状態 は 完全 と表示されます。このセクションが表示されない場合、カードは非冗長モードの状態です。有
効な 冗長性状態 のインジケータは次のとおりです。
¡ 完全 - SD カード 1 と 2 が正常に機能しています。
¡ 喪失 - どちらか一方または両方の SD カードが正常に機能していません。
パスワード
NFS/CIFS ファイルシステムに接続するパスワード。
イメージファイルのパス
リモートファイル共有を通して共有するファイルのパス。
状態
接続済み:ファイルが共有されています。
未接続:ファイルは共有されていません。
接続中... :共有に接続中のビジー状態 です。
メモ: リモートファイル共有を設定した場合でも、セキュリティ上の理由から、GUI はこの情報を表示しません。
注意: ユーザー名、パスワード、イメージ場所には、英数字と特殊文字を含む 、'(一重引用符)、"(二重引用符)、,(コンマ)、<(より小記号)、>(より大記号)以外のすべての文
字を使用できます。 リモートファイル共有を使用するとき、上記の文字はユーザー名、パスワード、イメージ場所には使用できません。
メモ: BIOS 設定では、オンボードデバイス 画面の 内蔵 USB ポート オプションを オン に設定する必要があります。これを オフ に設定した場合、システムは IDSDM を起動デバイスとし
て認識しません。
IDSDM - ミラーモード
SD カード
vFlash SD カード
有効
アクティブ(SD2 カード)
vFlash 非アクティブ、アクティブ SD2 カードとして切り替わる
無効
アクティブ(SD2 カード)
vFlash のみアクティブ