Users Guide
このコマンドは、現在のディレクトリにファイル myconfig.cfg を作成します。
設定ファイルの構文
この項では設定ファイルのフォーマットについて説明します。
l # で始まる行はコメントです。
コメントは、行の最初の列で開始する必要があります。 その他の列にある # の文字は、単に # 文字として処理されます。
例:
#
# This is a comment (これはコメントです。)
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPrivilege=4
l すべてのグループエントリは、[ と ] の文字で囲む必要があります。
グループ名を示す開始の [ 文字は、一列目で始まる必要があります。このグループ名は、そのグループ内の他のオブジェクトよりも前に指定する必要があります。関連するグループ名が含まれ
ていないオブジェクトは、エラーを生成します。設定データは「iDRAC6 Enterprise プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」で定義されているようにグループに分類されます。
次に、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値の使用例を示します。
例:
[cfgLanNetworking](グループ名)
cfgNicIpAddress=192.168.1.1(オブジェクト名)
l パラメータは、object、=、および値の間に空白を入れずに「object=値」のペアとして指定されます。
値の後の空白スペースは無視されます。値の文字列内にあるスペースは変更されません。= の右側の文字はすべてそのまま解釈されます(たとえば 2 番目の =、または # 、[、] など)。
l パーサは、インデックスオブジェクトエントリを無視します。
ユーザーは、使用するインデックスを指定できません。 インデックスが既に存在する場合は、それが使用されます。インデックスがない場合は、そのグループで最初に使用可能なインデックス
に新しいエントリが作成されます。
racadm getconfig -f <ファイル名> コマンドは、インデックスオブジェクトの前にコメントを配置するため、ここでコメントを確認できます。
l インデックス付きグループの行は設定ファイルから削除できません。
次のコマンドを使用して、手動でインデックスオブジェクトを削除する必要があります。
racadm config -g <グループ名> -o <オブジェクト名> -i <インデックス> ""
インデックス付きグループの内容を表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm getconfig -g <グループ名> [-i <インデックス>]
l インデックス付きグループの場合、 オブジェクトアンカーは [ ] の組の後にくる最初のオブジェクトでなければなりません。次は、現在のインデックス付きグループの例です。
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminUserName=<ユーザー名>
l パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまなインデックスとの差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、iDRAC6 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC6 が設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。変更さ
れたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中 iDRAC6 にそのインデックスが作成されます。
l 設定ファイルでインデックスを指定することはできません。
インデックスは作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用と未使用のインデックスで断片化してくる可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。インデックス
が存在しない場合は、最初に使用できるインデックスが使用されます。この方法では、インデックス付きエントリを追加するときに、管理下のすべての RAC 間でインデックスを正確に一致させる
必要がないという柔軟性が得られます。新しいユーザーは、最初に使用可能なインデックスに追加されます。すべてのインデックスが一杯で新しいユーザーを追加する必要がある場合は、1 つ
の iDRAC6 で正しく解析および実行される設定ファイルが別の iDRAC6 でも正しく実行されるとは限りません。
メモ: Windows の Notepad や Linux の vi など、プレーンテキストエディタで設定ファイルを編集します。racadm ユーティリティは ASCII テキストのみを解析します。フォーマットする
と、パーサが混乱して iDRAC6 のデータベースが壊れる可能性があります。
メモ: 次のコマンドを使用すると、インデックスグループを手動で作成できます。
racadm config -g <グループ名> -o <アンカー付きオブジェクト> -i <インデックス> <固有アンカー名>
メモ: NULL 文字列(2 つの "" 文字)は、指定したグループのインデックスを削除するように iDRAC6 に命令します。










