Users Guide
3. 適用 をクリックします。
診断コンソールの使用
iDRAC6 には、Microsoft Windows や Linux システムに含まれているものと同様なネットワーク診断ツールが標準装備されています(「表20-11」 を参照)。iDRAC6 ウェブインタフェースを使用
して、ネットワークのデバッグツールにアクセスできます。
診断コンソール 画面にアクセスするには、次の手順を実行してください。
1. システム ® iDRAC6 ® トラブルシューティング の順にクリックします。
2. 診断コンソール タブを選択します。
表20-11 に、診断コンソール 画面に入力できるコマンドを示します。コマンドを入力して 送信 をクリックします。デバッグの結果が 診断コンソール 画面に表示されます。
クリア ボタンをクリックして、前のコマンドで表示した結果をクリアします。
診断コンソール 画面を更新するには、更新 をクリックします。
表 20-11診断コマンド
リモートシステム の電源管理
iDRAC6 では、管理下サーバーの電源管理操作をリモートで実行できます。再起動時と電源の投入および切断時に、オペレーティングシステムからシャットダウンをきちんと実行するには、電源管理
画面を使用します。
1. システム をクリックし、 電源管理 ® 電源制御 タブをクリックします。
2. 電源制御処置 を選択します(例:システムをリセットする( ウォームブート))。
表20-12 に、電源制御処置について説明します。
3. 選択した処置を実行するには、適用 をクリックします。
表 20-12電源制御処置
コマンド
説明
arp
ARP(Address Resolution Protocol)テーブルの内容を表示します。ARP エントリの追加や削除はできません。
ifconfig
ネットワークインタフェーステーブルの内容を表示します。
netstat
ルーティングテーブルの内容を印刷します。
ping <IPアドレス>
送信先の IP アドレスが現在のルーティングテーブルの内容で iDRAC6 から到達可能かどうかを確認します。宛先 IP アドレスをこのオプションの右にあるフィールドに入
力してください。ICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)エコーパケットが現在のルーティングテーブルの内容に基づいて宛先 IP アドレスに送信されます。
ping6 <IPv6 アドレ
ス>
現在のルーティングテーブルを使用して送信先の IPv6 アドレスにアクセス可能であることを確認します。送信先の IPv6 アドレスをこのオプションの右側のフィールドに入
力する必要があります。ICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)エコーパケットは、現在のルーティングテーブルの内容に基づいて宛先の IPv6 アドレスに
送信されます。
traceroute <IP アド
レス>
IP ネットワークでパケットが通る経路を決定するために使用します。
traceroute6 <IPv6
アドレス>
IPv6 ネットワークでパケットが通る経路を決定するために使用します。
gettracelog
iDRAC6 トレースログ を表示します。 詳細については、「gettracelog」を参照してください。
メモ: 電源管理処置を実行するには、サーバー処置コマンドの実行 権限が必要です。ユーザー権限の設定方法については、「iDRAC6 ユーザーの追加と設定」を参照してください。
システムの電源を入
れる
システムの電源をオンにします(システムの電源がオフのときに電源ボタンを押すのと同じ)。
システムの電源を切
る
システムの電源をオフにします(システムの電源がオンのときに電源ボタンを押すのと同じ)。
NMI( Non-
Masking
Interrupt)
オペレーティングシステムに高レベルの割り込みを送信し、重要な診断またはトラブルシューティング動作を可能にするためにシステム動作を一時停止させます。
正常なシャットダウ
ン
オペレーティングシステムを正常にシャットダウンし、システムの電源を切ります。これには、システムによる電源管理を可能にする ACPI(Advanced Configuration and
Power Interface)対応のオペレーティングシステムが必要です。
メモ: サーバーソフトウェアが応答しなくなった場合やシステム管理者として Windows のローカルコンソールにログインしていない場合は、オペレーティングシステムの正
常なシャットダウンができないことがあります。そのような場合には、Windows の正常なシャットダウンではなく強制再起動を指定する必要があります。また、Windows
OS のバージョンによっては、iDRAC6 からトリガされた場合、シャットダウンの動作を変更するシャットダウンプロセスの前後にポリシーが設定されている場合があります。
Microsoft のマニュアルで、ローカルコンピュータポリシー「シャットダウン:ログインなしでシステムのシャットダウンを許可する」を参照してください。