Users Guide
l すべてのグループエントリは、[ と ] の文字で囲む必要があります。
グループ名を示す開始の [ 文字は、一列目で始まる必要があります。このグループ名は、そのグループ内の他のオブジェクトよりも前に指定する必要があります。関連するグループ名が含まれ
ていないオブジェクトは、エラーを生成します。設定データは「iDRAC6 Enterprise プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」で定義されているようにグループに分類されます。
次に、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値の使用例を示します。
例:
[cfgLanNetworking] (グループ名)
cfgNicIpAddress=143.154.133.121 (オブジェクト名)
l パラメータは、object、=、値 の間に空白を入れずに「object=値」のペアとして指定されます。
値の後の空白スペースは無視されます。値の文字列内にあるスペースは変更されません。= の右側の文字はすべてそのまま解釈されます(たとえば 2 番目の =、または# 、[、] など)。
l パーサは、索引オブジェクトエントリを無視します。
ユーザーは、使用する索引を指定できません。索引が既に存在する場合は、それが使用されます。索引がない場合は、そのグループで最初に使用可能な索引に新しいエントリが作成されます。
racadm getconfig -f <ファイル名> コマンドは、索引オブジェクトの前にコメントを配置するため、ここでコメントを確認できます。
l 索引付きグループの行は設定ファイルから削除できません。
次のコマンドを使用して、手動で索引オブジェクトを削除する必要があります。
racadm config -g <グループ名> -o <オブジェクト名> -i <索引> ""
索引付きグループの内容を表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm getconfig -g <グループ名> [-i <索引>]
l 索引付きグループの場合、 オブジェクトアンカーは [ ] の組の後にくる最初のオブジェクトでなければなりません。次は、現在の索引付きグループの例です。
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminUserName=<ユーザー名>
l パーサーが索引付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまな索引との差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、iDRAC6 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトはすべて iDRAC6 が設定されたときに簡単な変更が加えられたものです。収税さ
れたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中 iDRAC6 にそのインデックスが作成されます。
l 設定ファイルで索引を指定することはできません。
索引は作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用と未使用の索引で断片化してくる可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。索引が存在しない場合は、
最初に使用できる索引が使用されます。この方法では、索引付きエントリを追加するときに、管理下のすべての RAC 間で索引を正確に一致させる必要がないという柔軟性が得られます。新しい
ユーザーは、最初に使用可能な索引に追加されます。すべての索引が一杯で新しいユーザーを追加しなければならない場合は、1 つの iDRAC6 で正しく解析および実行される設定ファイルが
別の iDRAC6 でも正しく実行されるとは限りません。
設定ファイルの iDRAC6 IP アドレスの変更
設定ファイル内の iDRAC6 IP のアドレスを変更するには、不要な <変数>=<値> のエントリをすべて削除します。IP アドレス変更に関連する 2 つの <変数>=<値> エントリを含め、"[" と "]" が
付いた実際の変数グループのラベルのみが残ります。
例:
#
# Object Group (オブジェクトグループ) "cfgLanNetworking"
#
[cfgLanNetworking]
cfgNicIpAddress=10.35.10.110
cfgNicGateway=10.35.10.1
このファイルは次のようにアップデートされます。
#
# Object Group (オブジェクトグループ) "cfgLanNetworking"
メモ: 次のコマンドを使用すると、索引グループを手動で作成できます。
racadm config -g <グループ名> -o <アンカー付きオブジェクト> -i <索引> <固有アンカー名>
メモ: NULL 文字列(2 つの "" 文字)は、指定したグループの索引を削除するように iDRAC6 に命令します。