Users Guide
よくあるお問い合わせ(FAQ)
表14-3 は、よくあるお問い合わせとその回答です。
表 14-3仮想メディアの使い方:よくあるお問い合わせ(FAQ)
質問
回答
仮想メディアのクライアントの接続が時々切断されます。ど
うしてでしょうか。
ネットワークのタイムアウトが発生すると、iDRAC6 ファームウェアはサーバーと仮想ドライブ間のリンクを切断して接続を中断します。
仮想メディアの設定を iDRAC6 ウェブインタフェースまたはローカル RACADM コマンドで変更した場合、設定変更を適用すると、接続し
ているメディアがすべて切断されます。
仮想ドライブに再接続するには、仮想メディアウィザードを使用します。
どのオペレーティングシステムが iDRAC6 をサポートして
いますか。
対応オペレーティングシステムについては、「対応 OS」のリストを参照してください。
どのウェブブラウザが iDRAC6 をサポートしていますか。
対応ウェブブラウザのリストは、「対応ウェブブラウザ」を参照してください。
時々クライアントの接続が切れるのはなぜですか。
l ネットワークが低速であるか、クライアントシステムの CD ドライブで CD を交換した場合は、クライアントの接続が途切れること
があります。たとえば、クライアントシステムの CD ドライブで CD を交換した場合、新しい CD には自動開始機能が備わってい
る可能性があります。この場合、クライアントシステムが CD の読み込み準備に時間がかかりすぎて、ファームウェアがタイムア
ウトになり、接続が途切れることがあります。接続が途切れた場合は、GUI から再接続して、その前の操作を続けることができま
す。
l ネットワークのタイムアウトが発生すると、iDRAC6 ファームウェアはサーバーと仮想ドライブ間のリンクを切断して接続を中断し
ます。また、他の人がウェブインタフェースまたは RADACM コマンドの入力によって、仮想メディアの設定を変更した可能性があ
ります。仮想ドライブに再接続するには、仮想メディア 機能を使用します。
Windows オペレーティングシステムのインストールに時
間がかかりすぎるようです。どうしてでしょうか。
Windows オペレーティングシステムをインストールしている場合、ネットワーク接続が低速であれば、ネットワーク遅延により、インストー
ル手順で iDRAC6 にアクセスするのに時間がかかることがあります。インストールウィンドウにインストールプロセスが表示されていない
のに、インストールが進行しています。
フロッピードライブまたは USB メモリキーの内容を見てい
るのですが、 同じドライブを使って仮想メディア接続を確立
しようとすると、接続エラーメッセージが表示されて再試行
を求められます。どうしてでしょうか。
仮想フロッピードライブへの同時アクセスはできません。ドライブの仮想化を試みる前にドライブの内容を表示するアプリケーションを閉じ
てください。
仮想デバイスをブータブル(起動)デバイスとして設定する
にはどうしますか。
管理下サーバーの BIOS セットアップ にアクセスして起動メニューに進みます。仮想 CD、仮想フロッピー、または vFlash を見つけ、必
要に応じてデバイスの起動順序を変更します。たとえば、CD ドライブから起動するには、その CD ドライブを起動順序の最初のドライブと
して設定してください。
どのタイプのメディアから起動できますか。
iDRAC6 では、以下のブータブルメディアから起動できます。
l CDROM/DVD データメディア
l ISO 9660 イメージ
l 1.44 フロッピーディスクまたはフロッピーイメージ
l オペレーティングシステムがリムーバブルディスクとして認識した USB キー(最小サイズ 128 MB)
l USB キーイメージ
USB キーをブータブルにするには、どうしますか。
support.dell.com で、Dell USB キーをブータブルにするための Windows プログラム、Dell 起動ユーティリティを検索してくださ
い。
また、Windows 98 起動ディスクを使用して起動し、起動ディスクから USB キーにシステムファイルをコピーすることも可能です。たと
えば、DOS プロンプトで次のコマンドを入力します。
sys a: x: /s
x: は、ブータブルにする USB キーです。
仮想フロッピードライブでサポートされているファイルシステ
ムの種類を教えてください。
仮想フロッピードライブは、FAT16 または FAT32 ファイルシステムをサポートしています。
iDRAC6 ウェブインタフェースを使用してリモートでファー
ムウェアのアップデートを実行すると、サーバーの仮想ドラ
イブが削除されてしまいました。どうしてでしょうか。
ファームウェアのアップデートによって iDRAC6 がリセットされ、リモート接続が切れて、仮想ドライブのマウントが解除されます。
iDRAC6 のリセットが完了すると、ドライブは再表示されます。
Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux オペ
レーティングシステムを実行しているシステムでは、仮想フ
ロッピーデバイスを検索できません。仮想メディアが連結し
ているのに、リモートフロッピーに接続してしまいます。どう
すればよいでしょうか。
一部の Linux バージョンは仮想フロッピードライブと仮想 CD ドライブを同じ方法で自動マウントしません。仮想フロッピードライブをマウ
ントするには、Linux が仮想フロッピードライブに割り当てたデバイスノードを検索します。仮想フロッピードライブを見つけてマウントする
には、次の手順を実行してください。
1. Linux コマンドプロンプトウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。
grep "Virtual Floppy" /var/log/messages
2. そのメッセージの最後のエントリを探し、その時刻を書きとめます。
3. Linux のプロンプトで次のコマンドを入力します。
grep "hh:mm:ss" /var/log/messages
このコマンドで、
hh:mm:ss は、手順 1 で grep から返されたメッセージのタイムスタンプです。
4. 手順 3 で、grep コマンドの結果を読み、DELL 仮想フロッピー のデバイス名を探します。
5. 仮想フロッピードライブに連結し接続していることを確認します。
6. Linux のプロンプトで次のコマンドを入力します。
mount /dev/sdx /mnt/floppy