Users Guide
¡ IP アドレスを使用している場合は、「ドメインコントローラのアドレスに IP アドレスを使用していますが、証明書の検証に失敗しました。何が問題なのでしょうか。」を参照してください。
¡ FQDN を使用している場合は、ドメインの FQDN ではなく、ドメインコントローラの FQDN を使用していることを確認してください。たとえば、example.com ではなく、
servername.example.com を使用します。
Active Directory を使用して iDRAC6 にログインできない場合は、何を確認すればいいですか。
まず、設定のテスト機能を用いて、問題を診断します。手順については、「Active Directory ログインに失敗しました。どうすればいいですか。」を参照してください。
次に、テスト結果で特定される問題を修正します。詳細については、「設定のテスト」を参照してください。
最も一般的な問題については、本項で 説明します。 なお、一般的には、次の事項を確認してください。
1. ログインに NetBIOS 名でなく、正しいユーザードメイン名が使用されていることを確認します。
2. ローカル iDRAC6 ユーザーアカウントがある場合は、ローカルの資格情報を使用して iDRAC6 にログインします。
3. 以下の設定を確認します。
a. Active Directory 設定と管理 画面に移動します。システム® リモートアクセス® iDRAC6 の順に選択し、ネットワーク / セキュリティ タブをクリックして、Active
Directory サブタブをクリックします。
b. Active Directory の設定と管理 手順 2/4 ページで Active Directory 有効 チェックボックスがオンであることを確認します。
c. 証明書の検証を有効にしている場合は、iDRAC6 に正しい Active Directory ルート CA 証明書をアップロードしたことを確認します。証明書は現在の Active Directory CA 証
明書 領域に表示されます。iDRAC6 の日時が CA 証明書の有効期限内であることを確認します。
d. 拡張スキーマを使用している場合は、iDRAC6 名 と iDRAC6 ドメイン名 が Active Directory の環境設定と一致していることを確認します。
標準スキーマを使用している場合は、グループ名 と グループドメイン が Active Directory の設定と一致することを確認します。
e. ネットワーク 画面に移動します。システム ® リモートアクセス ® iDRAC6® ネットワーク / セキュリティ®ネットワーク の順に選択します。
DNS の設定が正しいことを確認します。
f. ドメインコントローラの SSL 証明書を調べて、iDRAC6 の日時が 証明書の有効期限内であることを確認します。
Active Directory 証明書の検証
ドメインコントローラのアドレスに IP アドレスを使用していますが、証明書の検証に失敗しました。何が問題なのでしょうか。
ドメインコントローラ証明書の 件名または代替名 フィールドを確認してください。通常、Active Directory はドメインコントローラ証明書の 件名または代替名 フィールドにドメインコントローラの IP アド
レスではなく、ホスト名を利用します。次のいずれかの処置を実施することで、問題を解決できます。
l サーバー証明書の件名または代替名と一致するように、iDRAC6 で指定するドメインコントロールアドレスにドメインコントローラのホスト名(FQDN)を設定します。
l iDRAC6 で設定された IP アドレスと一致するように、件名または代替名に IP アドレスを使用するようサーバー証明書を再発行します。
l SSL ハンドシェイク時に証明書の検証がなくても、このドメインコントローラを信頼する場合は、証明書の検証を無効にします。
iDRAC6 で 、証明書の検証がデフォルトで有効になっているのはなぜですか。
iDRAC6 は、接続先となるドメインコントローラの身元を確認するために、強力なセキュリティ対策を実施しています。証明書を検証しないと、ハッカーはドメインコントローラになりすまし、SSL 接続を乗
っ取る危険があります。証明書の検証なしに、自分のセキュリティ境界内のドメインコントローラをすべて信頼する場合は、GUI または CLI を使用して無効にすることもできます。
拡張および標準スキーマ
マルチドメイン環境において拡張スキーマを使用しています。 ドメインコントローラのアドレスは、 どのように設定すればいいですか。
iDRAC6 オブジェクトが存在するドメインにサービスを提供しているドメインコントローラのホスト名(FQDN)または IP アドレスを使用します。
グローバルカタログアドレスを設定する必要はありますか。
拡張スキーマを使用している場合、拡張スキーマで使用されないグローバルカタログアドレスを設定できません。
標準スキーマを使用し、ユーザーとロールグループが異なるドメインに属する場合は、グローバルカタログアドレスを設定する必要があります。この場合、ユニバーサルグループのみを使用できます。
標準スキーマを使用し、すべてのユーザーとロールグループが同じドメインに属する場合は、グローバルカタログアドレスを設定する必要はありません。