Users Guide
RACADM を使用した標準スキーマの Active Directory の設定
ウェブインタフェースではなく、RACADM CLI を使用して iDRAC6 Active Directory 機能を標準スキーマで設定するには、次のコマンドを使用します。
1. コマンドプロンプトを開き、次の RACADM コマンドを入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -ocfgADEnable1
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADType 2
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o
cfgSSADRoleGroupName <ロールグループの共通名>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o
cfgSSADRoleGroupDomain <完全修飾ドメイン名>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o
cfgSSADRoleGroupPrivilege <特定のロールグループ権限の
ビットマスク値>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADDomainController1 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADDomainController2 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADDomainController3 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgGlobal Catalog1 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgGlobal Catalog2 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgGlobal Catalog3 <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス>
SSL ハンドシェイク中に証明書の検証を実行する場合は、次の RACADM コマンドを入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADCertValidationEnable 0
この場合、認証局(CA)の証明書をアップロードする必要はありません。
SSL ハンドシェイク中に証明書の検証を実行する場合は、次の RACADM コマンドを入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADCertValidationEnable 1
この場合、次の RACADM コマンドを実行して CA 証明書をアップロードする必要があります。
racadm sslcertupload -t 0x2 -f <ADS ルート CA 証明書>
次の RACADM コマンドは任意で実行できます。詳細については、「iDRAC6 ファームウェア SSL 証明書のインポート」を参照してください。
racadm sslcertdownload -t 0x1 -f <RAC SSL 証明書>
2. iDRAC6 上で DHCP が有効で、DHCP サーバーが提供する DNS を使用する場合は、次の RACADM コマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 1
3. iDRAC6 上で DHCP が無効な場合、または手動で DNS IP アドレスを入力する場合は、次の RACADM コマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 <一次 DNS IP アドレス>
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 <二次 DNS IP アドレス>
4. ウェブインタフェースにログインするときにユーザー名だけの入力で済むように、ユーザードメインのリストを設定しておく場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgUserDomain -o cfgUserDomainName <ドメインコントローラの完全修飾ドメイン名または IP アドレス> -i <インデックス>
メモ: 特定のロール(役割)グループ権限のビットマスク値については、「表6-9」を参照してください。
メモ: ドメインの FQDN ではなく、ドメインコントローラの FQDN を入力します。たとえば、dell.com ではなく、servername.dell.com と入力します。
メモ: 3 つのアドレスのうち、少なくとも 1 つのアドレスを設定する必要があります。iDRAC6 は、接続が確立されるまで、設定されたアドレスに対して、一つずつ接続を試みます。標準ス
キーマでは、ユーザーアカウントとロール(役割)グループが存在するドメインコントローラのアドレスとなります。
メモ: グローバルカタログサーバーは、ユーザーアカウントとロール(役割)グループがそれぞれ異なるドメインに属する標準スキーマの場合においてのみ、必要となります。また、このよ
うなマルチドメインのシナリオでは、ユニバーサルグループのみを使用できます。
メモ: 証明書の検証を有効にしている場合、このフィールドで指定する FQDN または IP アドレスは、ドメインコントローラ証明書の 件名 または 代替名 フィールドの値と一致する必要があり
ます。