Users Guide
Telnet または SSH クライアントのインストール
デフォルトでは、iDRAC6 の Telnet サービスは無効、SSH サービスは有効になっています。Telnet プロトコルはセキュアではないため、SSH クライアントをインストールできない場合か、ネットワー
ク接続のセキュリティが別の方法で保護されている場合にのみ使用してください。
iDRAC6 のあるTelnet
Telnet は、Windows および Linux オペレーティングシステムに含まれており、コマンドシェルから実行できます。オペレーティングシステムに組み込まれている標準バージョンのほかに、便利な機能
が追加された市販またはフリーウェアの Telnet クライアントをインストールすることもできます。
管理ステーションで Windows XP SP1 または Windows 2003 を実行している場合は、iDRAC6 の Telnet セッションで文字の不具合が発生する可能性があります。リターンキーが応答しない、
パスワードプロンプトが表示されないなど、ログインのフリーズ状態が発生することもあります。
この問題を解決するには、 Microsoft のサポートウェブサイト support.microsoft.com から修正プログラム hotfix 824810 をダウンロードします。詳細については、Microsoft 技術情報の記
事 824810 を参照してください。
Telnet セッションのための Backspace キーの設定
一部のTelnet クライアントでは、<Backspace> キーを使用すると予想外の結果が生じることがあります。たとえば、セッションが ^h をエコーすることがあります。ただし、Microsoft と Linux の
Telnet クライアントではほとんどの場合、<Backspace> キーの使用を設定できます。
Microsoft Telnet クライアントで <Backspace> キーを使えるように設定するには、以下の手順を実行してください。
1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます(必要な場合)。
2. Telnet セッションを実行していない場合は、次のように入力します。
telnet
Telnet セッションを実行している場合は、<Ctrl><]> を押します。
3. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
set bsasdel
次のメッセージが表示されます。
Backspace will be sent as delete.(Backspace が Delete として送信されます。)
Linux の Telnet セッションで <Backspace> キーを使えるように設定するには、以下の手順を実行してください。
1. シェルを開いて次のように入力します。
stty erase ^h
2. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
telnet
iDRAC6 のあるSSH
セキュアシェル(SSH)は、Telnet セッションと同じ機能を持つコマンドライン接続ですが、セキュリティを強化するセッションネゴシエーションと暗号化の機能を備えています。iDRAC6 は、パスワード認
証付きの SSH バージョン 2 をサポートしています。SSHは iDRAC6 上のデフォールトで有効になっています。
管理下サーバーの iDRAC6 に接続するには、管理ステーションで PuTTY や OpenSSH などのフリーウェアを使用できます。ログイン時にエラーが発生した場合は、SSH クライアントからエラーメッ
セージが発行されます。メッセージのテキストはクライアントによって異なり、iDRAC6 で制御することはできません。
iDRAC6 は最大 4 つの Telnet セッションと 4 つの SSH セッションを同時にサポートします。ただし、その 8 つのセッションのうち SM-CLP を使用できるのは 1 セッションのみです。つまり、
iDRAC6 は一度に 1 つの SM-CLP セッションのみをサポートしています。セッションタイムアウトは、「iDRAC6 Enterprise プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」で説明したよう
に、cfgSsnMgtSshIdleTimeout プロパティによって制御されます。
iDRAC6 SSH の実装では、「表3-1」に示すように複数の暗号化スキームがサポートされています。
メモ: iDRAC6 は最大 4 つの Telnet セッションと 4 つの SSH セッションを同時にサポートします。
メモ: このホットフィックスが必要なのは Windows XP SP1 と Windows 2003 だけです。WindowsXPSP2が問題を解決しました。
メモ: OpenSSH は Windows の VT100 または ANSI 端末エミュレータから実行してください。Windows のコマンドプロンプトから OpenSSH を実行した場合は、一部の機能を使用できま
せん(複数のキーが機能せず、グラフィックが表示されません)。
メモ: SSHv1 はサポートされていません。