Users Guide
iDRAC6 ファームウェアのアップデート
iDRAC6 ファームウェアをアップデートすると、フラッシュメモリに新しいファームウェアがインストールされます。次のいずれかの方法でファームウェアをアップデートできます。
l SM-CLP load コマンド
l iDRAC6 ウェブインタフェース
l RACADM CLI
l Dell アップデートパッケージ(Linux または Microsoft Windows 用)
l DOS iDRAC6 ファームウェアアップデートユーティリティ
l CMC ウェブインタフェース
ファームウェアまたはアップデートパッケージのダウンロード
ファームウェアを support.dell.com からダウンロードします。ファームウェアイメージは、さまざまなアップデート方法に対応するように複数のフォーマットで入手可能です。
iDRAC6 ウェブインタフェースまたは SM-CLP を使用して iDRAC6 ファームウェアをアップデートするか、CMC ウェブインタフェースを使用して iDRAC6 を復元するには、自動解凍アーカイブとして
パッケージ化されたバイナリイメージをダウンロードしてください。
管理下サーバーから iDRAC6 ファームウェアをアップデートするには、アップデートする iDRAC6 のサーバーで稼動するオペレーティングシステム専用の Dell アップデートパッケージ(DUP)をダウ
ンロードします。
DOS iDRAC6 ファームウェアアップデートユーティリティを使用して iDRAC6 ファームウェアをアップデートするには、自己解凍式のアーカイブファイルにパッケージ化されたアップデートユーティリテ
ィとバイナリイメージの両方をダウンロードします。
ファームウェアアップデートの実行
Linux または Microsoft Windows 用の Dell アップデートパッケージを使用するには、管理下サーバーでオペレーティングシステム専用の DUP を実行してください。
SM-CLP load コマンドを使用する場合は、簡易ファイル転送プロトコル(TFTP)サーバーが iDRAC6 に配信できるディレクトリにファームウェアのバイナリイメージを保存してください。「SM-CLP を使
用した iDRAC6 ファームウェアのアップデートを参照してください。
iDRAC6 ウェブインタフェースまたは CMC ウェブインタフェースを使用する場合は、ウェブインタフェースを実行している管理ステーションからアクセスできるディスクにファームウェアのバイナリイメー
ジを格納してください。「iDRAC6 ファームウェアのアップデートを参照してください。
CMC ウェブインタフェースまたは CMC RACADM を使用して、iDRAC6 ファームウェアをアップデートできます。この機能は、iDRAC6 ファームウェアが通常モード、または破損している場合でも、利
用できます。「CMC を使用した iDRAC6 ファームウェアのアップデートを参照してください。
Linux DUP のデジタル署名の検証
デジタル署名はファイルの署名者の身元を認証するために使用され、署名後に内容が変更されていないことを証明します。
デジタル署名を検証する Gnu Privacy Guard(GPG)をまだシステムにインストールしていない場合は、これをインストールしてください。標準的な検証方法を使用するには、次の手順に従います。
1. lists.us.dell.com に移動し、Dell GPG 公開鍵 リンクをクリックして、 Dell Linux の GnuPG 公開鍵をダウンロードします。ファイルをローカルシステムに保存します。デフォルト名は
linux-security- publickey.txt です。
2. 次のコマンドを実行して、公開鍵を GPG 信頼データベースにインポートします。
gpg --import <公開鍵のファイル名>
メモ: OpenManage バージョン 6.1 のローカル RACADM では remoteimage RACADM コマンドは使用できません。
メモ: iDRAC6 ファームウェアのアップデートが開始すると、既存の iDRAC6 セッションがすべて切断され、アップデートプロセスが完了するまで新しいセッションを開始できません。
メモ: シャーシのファンは iDRAC6 ファームウェアのアップデート中 100% で稼動します。アップデートが完了すると、正常なファン速度制御が再開されます。これは正常な動作で、センサー
情報を CMC に送信できないときにサーバーをオーバーヒートから保護するように設計されています。
メモ: iDRAC6 ウェブインタフェースを使用すると、iDRAC6 の設定を出荷時の設定にリセットすることもできます。
メモ: ファームウェアアップデート中に設定を保存していない場合は、SSL 証明書の SHA1 キーと MD5 キーが新規生成されます。このキーは、開いているウェブブラウザのキーとは異なる
ため、ファームウェアアップデートの完了後、iDRAC6 に接続しているブラウザウィンドウをすべて閉じる必要があります。ブラウザウィンドウを閉じないと、無効な 証明書 というエラーメッセージ
が表示されます。
メモ: iDRAC6 ファームウェアを以前のバージョンに戻す場合は、ファームウェアが互換性のある ActiveX®プラグインバージョンをインストールできるように、Window ベースの管理ステー
ションにインストールされている既存の Internet Explorer ActiveX®ブラウザ プラグインを削除する必要があります。
メモ: プロセスを完了するには秘密鍵が必要です。