Users Guide
設定タスク
本項では、管理ステーション、iDRAC6、管理下サーバーの設定タスクについて概説します。実行するタスクには、iDRAC6 をリモートで使用するための設定、使用する iDRAC6 機能の設定、管理下
サーバーへのオペレーティングシステムのインストール、管理ステーションおよび管理下サーバーへの管理ソフトウェアのインストールなどがあります。
タスクの下に、各タスクの実行に使用可能な設定タスクが一覧になっています。
管理ステーションの設定
Dell OpenManage ソフトウェア、ウェブブラウザ、その他のソフトウェアユーティリティをインストールして、管理ステーションを設定します。「管理ステーションの設定を参照してください。
Configure iDRAC6 Networking
iDRAC ネットワークを有効にし、IP、ネットマスク、ゲートウェイ、DNS アドレスを設定します。
l シャーシの LCD パネル - 『Dell Chassis Management Controller ファームウェアユーザーガイド』を参照してください。
l iDRAC6 設定ユーティリティ - 「iDRAC6 設定ユーティリティの使用」を参照してください。
l CMC ウェブインタフェース - 「CMC ウェブインタフェースを使用したネットワークの設定」を参照してください。
l RACADM - 「cfgLanNetworking」を参照してください。
iDRAC6 ユーザーの設定
ローカル iDRAC のユーザーと権限を設定します。iDRAC では、ファームウェアに 16 のローカルユーザーを表示するテーブルがあります。これらのユーザーにユーザー名、パスワード、および役割
(ロール)を設定できます。
l iDRAC 設定ユーティリティ(システム管理ユーザーのみの設定)- 「LAN ユーザー設定」を参照してください。
l iDRAC ウェブインタフェース - 「iDRAC6 ユーザーの追加と設定」を参照してください。
l RACADM - 「iDRAC6 ユーザーの追加」を参照してください。
Active Directory の設定
ローカル iDRAC ユーザーに加え、iDRAC6 ユーザーログインの認証には Microsoft Active Directory
®
も使用できます。
詳細については、「Microsoft Active Directory による iDRAC6 の使用」を参照してください。
IP フィルタおよび IP ブロックの設定
ユーザー認証に加え、定義した範囲外の IP アドレスからの接続を拒否したり、設定した時間枠内に複数回認証に失敗した IP アドレスからの接続を一時的にブロックして、不正なアクセスを防止できま
す。
IPMI
IPMI は、iDRAC6 などの組み込み管理サブシステムが他の組み込みシステムや管理アプリケーションと通信するための標準的な方法を定義しています。
IPMI のプラットフォームイベントフィルタ(PEF)やプラットフォームイベントトラップ(PET)の設定には、iDRAC6 ウェブインタフェース、SM-CLP、または RACADM コマンドを使
用できます。
PEF はある種の状況を検出すると、iDRAC6 に具体的なアクション(例えば管理下のサーバーの再起動)を取らせます。PET は、特定のイベントまたは状態を検出したときに電
子メールまたは IPMI 警告を送信するよう iDRAC6 に命令します。
また iDRAC 6では、IPMI オーバー LAN を有効にしている場合に ipmitool や ipmishell などの標準的な IPMI ツールも使用できます。
メモ: このガイドの設定手順を実行する前に、CMC および I/O モジュールをシャーシに取り付けて設定する必要があります。また、PowerEdge サーバーもシャーシ内に物理的に設置する
必要があります。
メモ: iDRAC 6設定ユーティリティまたはローカル RACADM CLI からの iDRAC6 設定へのアクセスは、RACADM コマンド(「RACADM サブコマンドの概要」を参照)または GUI(「設定へ
のローカルアクセスの有効化と無効化」を参照)を使って無効にできます。
メモ: iDRAC6 ネットワーク設定を変更すると、iDRAC6 との現在のネットワーク接続がすべて終了します。
メモ: LCD パネルを使用してサーバーを設定するオプションは、CMC の初期設定中
のみ
に使用できます。いったんシャーシを導入すると、LCD パネルを使用して iDRAC6 を再設定すること
はできません。
メモ: LCD パネルは、iDRAC6 ネットワークを設定するために DHCP を有効にする際にも使用できます。静的アドレスを割り当てるには、iDRAC 設定ユーティリティまたは CMC ウェブインタ
フェースを使用します。
メモ: アクティブディレクトリー環境のもとで iDRAC6 を使用しているときは、作成したユーザーネームはその時点で有効なActive Directory 命名規則に合致していなければなりません。
メモ: Active Directory 環境で iDRAC 6を使用するとき、ユーザー名がご利用の環境で使われている Active Directory 命名規則に従っていることを確認してください。