Users Guide
Linux オペレーティング システムの制限事項
Linux オペレーティング システム用の iDRAC SSO ランチャーの制限は次のとおりです。
1. iSM は、GNOME 以外のデスクトップ ユーティリティーをサポートしていません。
2. iSM は Mozilla firefox 以外のブラウザーをサポートしていません。
メモ: iDRAC で KCS/racadm を介したローカル設定が無効になっている場合、iDRAC ログイン画面が表示されます。
OS-BMC パススルーを介した iSM と iDRAC 間の IPv6 通
信
iSM3.4 以降は、IPv4 と IPv6 の両方の通信モードをサポートします。iSM をインストールすると、iSM サービスは IPv4 リンク ローカ
ル アドレスで iDRAC に接続しようとします。ホスト USBNIC インターフェイスに IP アドレスがない場合、iSM はホストで IPv4 ア
ドレスを設定しようとします。このような iSM によるホスト OS での USBNIC インターフェイス設定は、1 度だけ実行されます。ホ
スト OS での USBNIC 設定がうまくいかない場合のシナリオが用意されている場合は、iSM は iDRAC から切断されたままになりま
す。IPv4 アドレスの設定後も接続に失敗する場合、iSM は IPv6 で iDRAC と接続しようとします。
メモ: この機能は、Linux オペレーティング システムでのみサポートされています。
メモ: ホスト OS で IPv6 ネットワーク スタックが無効になっている場合、iSM は IPv4 での iDRAC との通信を再試行します。
どちらか一方のプロトコルが無効になっている場合、iSM は無効になっているプロトコルを使用して iDRAC に接続しようとはしま
せん。
メモ: iDRAC のファームウェア バージョンが USBNIC での IPv6 をサポートしていない場合、iSM と iDRAC との接続は IPv4 を使
用して確立されます。
iDRAC と iSM の接続に使用されているプロトコルのバージョンは、iSM によって記録される個々の監査メッセージによって確認で
きます。
メモ: すでにホスト OS で iDRAC USBNIC が IPv6 アドレスのみで設定されている状況で iSM がホストにインストールされる
と、iSM と iDRAC との通信は IPv4 プロトコルを使用して開始されます。
IPv6 プロトコルでサポートされない機能
iSM が IPv6 プロトコルで設定されていて、USBNIC インターフェイスで IPv4 設定が使用できない場合にサポートされない機能は、
次のとおりです。
● 帯域内 iDRAC アクセス
● 帯域内 SNMP 取得
● idrac.local および drac.local
● iSM の自動アップデート
TLS プロトコルを使用した iSM と iDRAC 間通信のセキュ
リティ強化
iSM 3.4 以降、iSM と iDRAC 間のデータ通信は TLS 保護された USBNIC INET ソケットを介して行われます。そのため、USBNIC 経
由で iDRAC から iSM に転送されるすべてのデータが確実に保護されます。iSM と iDRAC は、自己署名証明書を使用して認証を制御
します。自己署名証明書の有効期限は 10 年です。iSM をインストールするたびに、常に新しい自己署名証明書が生成されます。証
明書の有効期限が切れた場合は、iSM を再インストールまたはアップグレードしてください。
メモ: iSM の再インストール(修復)は Linux オペレーティング システムでは機能しません。Linux オペレーティング システム
の場合、iSM をアンインストールしてからインストールする必要があります。
メモ: iSM の TLS(クライアント)証明書の期限が切れると、iSM と iDRAC 間の通信が失敗するようになり、それを示す OS 監
査ログが生成されます。その場合、ホスト OS に iSM を再インストールする必要があります。
42 iDRAC サービスモジュール監視機能