Users Guide
メモ: CentOS では、Automatic SupportAssist Collection の OS ログ収集機能はサポートされません。
メモ: ESXi での OS およびアプリケーション データの収集は、yx4x 以降のサーバーでのみサポートされます。
匿名のレポート収集
iDRAC サービスモジュールのバージョン 3.1 以降は、登録プロセスを完了せずに SupportAssist Collection / アップロードを実行するこ
とができます。ISM 3.0.2 までは、SupportAssist Collection の実行には登録が必須条件でした。
匿名の収集機能がサポートされている iDRAC ファームウェアは、yx4x および yx5x サーバーの 3.15.15.15 と、yx3x サーバーの
2.60.60.60 です。
メモ: yx3x サーバーのプロキシ環境では、ユーザー名またはパスワードを空白にしたまま、Anonymous SupportAssist Collection ア
ップロードを実行できます。
Microsoft SDS のハードウェア障害とソフトウェア イベントの相関
iSM 3.5 以降、ハードウェア ストレージ プールのアラートまたはイベントに関するイベント ログは、iSM のサーバー ストレージ相関
機能でモニタリングされます。現在サーバー ストレージ サブシステムのモニタリングが行われるのは、Dell EMC ストレージ コント
ローラーが RAID モードで使用されている場合です。ただし、Storage Spaces(SS)または Storage Space Direct(S2D)において、
サーバー ストレージ サブシステムのモニターはパススルー モードで行われるか、SATA チップセットを使用してストレージ プールが
作成されます。この機能を使用することで、Lifecycle ログの対象となるハードウェア定義アラートおよび OS ログの対象となるソフ
トウェア定義アラートがマージされ、アラートの記録先は iDRAC Lifecycle ログになります。
この機能は iDRAC サービス モジュールと一緒にインストールされ、デフォルトで有効になります。ユーザーによるプリファランス
の変更は iDRAC 設定で行えます。モニタリングの一環として iSM は、潜在的なエラーと警告の可能性についてログを監査します。
iSM は、ホストでの SS 相関イベントの埋め込みを、同等の LC イベントについて行います。SSLCMAP は、Lifecycle ログおよび
SupportAssist アラートにのみアクセスする必要があります。ユーザー設定によって、iDRAC の他のアラート送信先を SSLCMAP に構
成することはできません。
S2D ログ収集の前提条件は次のとおりです。
● SS イベント相関機能を、iDRAC UI のサービス モジュール ページで有効にしておく必要があります。
● PII フィルターを、iDRAC UI のサービス モジュール ページで無効にしておく必要があります。
表 12. S2D イベント相関でモニターされた LC ログでマップされる Windows イベント メッセージ
Windows イベントソース - ソース ID Windows イベント メッセージ iDRAC LC ログでのマッピング
StorageSpaces - Drivers - 100 物理ドライブ%1 が構成の読み取りに失敗
したか、ストレージ プール%2 について破
損したデータを返しました。その結果と
してインメモリー構成は、最新の構成をコ
ピーしたものになっていない可能性があ
ります。リターン コード:%3
メッセージ ID:SDS0001
StorageSpaces - Drivers - 102 ストレージ プール%1 の物理ドライブの大
部分で構成のアップデートに失敗した結
果、プールが障害のある状態になりまし
た。リターン コード:%2
メッセージ ID:SDS0002
StorageSpaces - Drivers - 103 ストレージ プール%1 での使用容量が、プ
ールに設定された閾値制限を超えました。
リターン コード:%2
メッセージ ID:SDS0003
StorageSpaces - Drivers - 200 物理ドライブ%1 のドライブ ヘッダーを、
Windows で読み取ることができませんで
した。こうした状況下でもドライブが使
用可能な場合は、コマンド ラインまたは
GUI からの操作でドライブの正常性をリ
セットすることで、障害状態を解消して、
問題のドライブのストレージ プールへの
再割り当てが可能になることがあります。
リターン コード:%2
メッセージ ID:SDS0004
36 iDRAC サービスモジュール監視機能