Users Guide
Windows Management Instrumentation プロバイダ
iDRAC サービス モジュールで使用できる Windows Management Instrumentation プロバイダーは、Windows Management Instrumentation(WMI)
を介してハードウェア データを公開しています。WMI は Windows ドライバモデルに対する拡張機能のセットであり、オペレーティングシステムインタフェース
を提供し、これを介して計装コンポーネントが情報と通知を提供します。WMI は、サーバハードウェア、オペレーティングシステム、アプリケーションを管理す
るための
Distributed Management Task Force(DMTF)に基づいて Microsoft が実装した Web-Based Enterprise Management(WBEM)規
格および Common Information Model(CIM)規格です。WMI プロバイダは、Microsoft System Center などのシステム管理コンソールとの統合に役
立ち、
Microsoft Windows サーバを管理するためのスクリプト記述を可能にします。
使用される名前空間は\\root\cimv2\dcim です。サポートされているクエリーは Enumeration と Get です。winrm、Powershell、WMIC、
WBEMTEST などの WMI クライアント インターフェイスを使用して、iDRAC 対応プロファイルのクエリーをホスト OS 経由で実行できます。
NVMe PCIe SSD デバイスの取り外しの準備
非揮発性メモリー エクスプレス(NVMe)の Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)ソリッド ステート デバイス(SSD)は、システムを
シャット
ダウンまたは再起動せずに削除できます。デバイスを削除する場合は、データ損失が発生しないように、デバイスに関連付けられているすべてのア
クティビティを停止する必要があります。データ損失を防止するために、取り外し準備 オプションを使用することで、すべてのデバイスに関連するバックグラ
ウンドアクティビティを停止してから
NVMe PCIe SSD を実際に取り外すことができます。
メモ
: VMware ESXi で 取り外し準備 操作を実行する前に、VMware のドキュメントの前提条件の手順に従ってください。
リモート iDRAC ハードリセット
iDRAC は、さまざまな理由で応答しなくなることがあります。iSM は、iDRAC コントローラの電源を一時的に切ることで、オペレーティングシステムの実稼
働環境に影響を与えずに応答しない
iDRAC8 または iDRAC9 コントローラを完全にリセットできます。この機能の無効化は、iDRAC の iDRAC サービス
モジュール ページで iDRAC インターフェイスのいずれかを使用してのみ行えます。
iDRAC をリセットするには、次の Windows PowerShell または Linux シェルコマンドを使用します。
./Invoke-iDRACHardReset
メモ
: この機能は、第 13 世代以降の PowerEdge サーバ上で iDRAC8 を使用しており、オペレーティングシステムに管理者としてログインして
いる場合にのみ機能します。
ホスト OS を介した iDRAC アクセス
デルの PowerEdge サーバを使用して、iDRAC の専用ネットワークを設定して、iDRAC 経由でハードウェアまたはデバイスのファームウェアを管理できま
す。専用のネットワークポートを介して、GUI、WSMAN、RACADM、および Redsh クライアントなどの iDRAC インタフェースにアクセスできます。
ハードウェアまたはファームウェアを管理する前提条件として、デバイスとサポートされている iDRAC インタフェース間の専用接続が必要です。ホスト OS
機能経由の iDRAC アクセスを使用して、デバイスと iDRAC の専用ネットワーク間の接続に関係なく OS IP からまたはホストから iDRAC インタフェースに
接続することができます。この機能により、
iDRAC がネットワークに接続されていない場合でも、ハードウェアまたはファームウェアを監視できます。
次のサブ機能のいずれからでも、ホスト OS を介した iDRAC アクセスを有効にできます。
• GUI、WS-MAN、Redsh、リモート RACADM を介したアクセス
• 帯域内 SNMP トラップ
• SNMP Get を介したアクセス
ホスト OS を介した iDRAC アクセス を選択した場合、すべてのサブ機能がデフォルトで選択されます。個別のサブ機能のいずれかを選択したい場合
は、特定の機能を選択して有効にすることができます。
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iDRAC サービスモジュール監視機能