Users Guide
オペレーティングシステム情報
OpenManage Server Administrator は現在、オペレーティングシステム情報とホスト名を iDRAC と共有しています。iDRAC サービスモジュールは、ホス
ト
OS 名、サーバホスト IP アドレス情報、OS バージョン、完全修飾ドメイン名(FQDN)などの同様の情報を iDRAC に提供します。ホスト OS 上での
ネットワークインタフェースも表示されます。デフォルトでは、このモニタリング機能は有効になっています。この機能は、OpenManage Server
Administrator
がホスト OS にインストールされている場合でも使用できます。
ホスト OS ネットワーク インターフェイスの詳細などの情報は、ブラウザーの Redsh クライアント プラグインを介して表示することもできます。
メモ: Redsh クライアントを使用して情報を表示するために必要な iDRAC の最小ファームウェアバージョンは 3.00.00.00 です。
メモ: ホスト OS のネットワーク設定が netplan を使用して設定されている場合、ネットワーク インターフェイスの状態の変化やインスタンス用
インターフェイスの DHCP 設定を iSM で確認することはできません。そのため、iDRAC のインタフェースに、ホスト OS ネットワークインタフェー
スの詳細の変化を表示できない場合があります。
オペレーティングシステムへの Lifecycle Controller ログレプ
リケーション
Lifecycle Controller(LC)ログを OS ログに複製します。ターゲットとして([アラート]ページまたは同等の RACADM または WSMAN インターフェイス
で
)OS ログ オプションがあるすべてのイベントは、OS ログに複製されます。このプロセスは、OpenManage Server Administrator によって実行されるシス
テムイベントログ(SEL)のレプリケーションと同様のプロセスです。
OS ログに含まれる一連のデフォルトのログは、SNMP トラップ/アラート用に設定されるログと同じです。iDRAC サービスモジュールがインストールされた後
に
LC ログに記録されるイベントのみが OS ログに複製されます。OpenManage Server Administrator がインストールされている場合は、この監視機能
は、OS のログ内の SEL エントリの重複を避けるために無効に設定されます。
iDRAC サービスモジュールでは、LC ログを複製する場所をカスタマイズすることができます。デフォルトでは、LC ログは Windows イベントビューア の
Windows ログ フォルダにある システム グループ内に複製されます。LC ログは既存グループに複製するか、または新しいフォルダを Windows イベントビ
ューア
の アプリケーションとサービスログ フォルダ内に作成できます。iSM がインストールされている場合に、ホスト OS が再起動または iSM が再度実
行され、iDRAC にホストのダウン中に生成された LC ログがある場合、サービスが開始されると、iSM はこれらの LC ログを OS ログの過去のイベントとして
記録します。
メモ
: LC ログを複製する場所を選択できるのは、iDRAC サービスモジュールのカスタムインストール中、または iDRAC サービスモジュールの変
更中のみです。
メモ: iDRAC サービスモジュールの LCL ログのソース名は、iDRAC サービスモジュール から Lifecycle Controller ログ に変更されました。
自動システムリカバリ
自動システムリカバリ機能は、ハードウェア障害発生時にサーバをリセットするために使用されるハードウェアベースのタイマーです。再起動、電源の入れ
直し、指定時間経過後の電源オフなどのシステムの自動リカバリ動作を実行することができます。この機能を有効にできるのは、オペレーティングシステム
のウォッチドッグタイマーが無効になっている場合のみです。OpenManage Server Administrator がインストールされていると、この監視機能は、ウォッチド
ッグタイマーとの重複を避けるため、無効になります。
この機能では、iDRAC インターフェイスから次の 3 つのパラメーターを設定できます。
1 [ウォッチドッグ状態]:OMSA が存在せず、BIOS または OS ウォッチドッグ タイマーが無効になっている場合は、デフォルト状態が有効になります。
2 [ウォッチドッグ タイムアウト]:デフォルト値は 480 秒です。最小値は 60 秒で、最大値は 720 秒です。
3 [ウォッチドッグ タイムアウト リカバリー アクションまたは自動リカバリー アクション]:このアクションは、[パワーサイクル]、[電源オフ]、[再起
動
]、[なし]のいずれかにできます。
iDRAC サービスモジュール監視機能
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