Users Guide
SupportAssist Collection
iDRAC の SupportAssist Collection 機能は、ハードウェア、OS、関連アプリケーションのデータに関する情報を収集して圧縮します
OS Collector ツールを手動で実行し、SupportAssist Collection レポートを生成します。iDRAC サービスモジュールを使用すると、OS
コレクタツールが関連する OS およびハードウェア情報を自動的に収集します。サポートログの自動収集には、OS およびアプリケ
ーションの情報収集も含まれます。
iDRAC サービスモジュールを使用すると、収集プロセスが自動化されるため、テクニカルサポートレポート収集の手順が節約できま
す。
収集するデータ
イベントベースのトリガがある場合、およびまたはスケジュールされたペースで、SupportAssist は自動的にコレクションを作成し、
テクニカルサポートに送信します。次のタイプの情報を収集できます。
• システム情報
• ストレージログ
• OS およびアプリケーションデータ
• デバッグログ
また SupportAssist Collection 関数は、次のコマンドを使用して、指定したファイルパスに対して、オペレーティングシステムのシ
ェルから実行できます。
./ Invoke-SupportAssistCollection [--filepath/-f]
メモ: このシェルコマンドは、yx4x 以降のサーバーで iDRAC9 を使用しており、オペレーティング システムに管理者としてロ
グインしている場合にのみサポートされます。
メモ: Windows Core OS では、Invoke-SupportAssistCollection.exe コマンドを実行するために、ユーザーは絶対パ
スを指定する必要があります。
収集プリファランス
ユーザーは、この機能を使用してコレクションのプリファレンスを選択または設定できます。いずれかのタイプのコレクションの
プリファレンスを選択して、コレクションレポートを保存することができます。
• 今すぐ送信 — 収集 オプションをクリックすると、「the job has been successfully added to the job queue」という通知を受信しま
す。
• ローカルで保存
• ネットワークに保存 — このオプションを選択すると、プロトコル、IP アドレス、共有名、ドメイン名、ユーザー名、および パ
スワード などの ネットワーク設定 の詳細を入力する必要があります。
コレクションプリファレンスのいずれかを選択し、収集 をクリックしてデータを受信できます。
メモ: この機能は、対応 Microsoft または Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでの iDRAC サービスモジ
ュール 2.0 以降のバージョンのインストール時に、デフォルトで使用可能になります。この機能を無効にすることはできませ
ん。
メモ: CentOS では、Automatic SupportAssist Collection の OS ログ収集機能はサポートされません。
メモ: ESXi での OS およびアプリケーション データの収集は、yx4x 以降のサーバーでのみサポートされます。
匿名のレポート収集
iDRAC サービスモジュールのバージョン 3.1 以降は、登録プロセスを完了せずに SupportAssist Collection / アップロードを実行するこ
とができます。ISM 3.0.2 までは、SupportAssist Collection の実行には登録が必須条件でした。
匿名の収集機能がサポートされている iDRAC ファームウェアは、yx4x および yx5x サーバーの 3.15.15.15 と、yx3x サーバーの
2.60.60.60 です。
メモ: yx3x サーバーのプロキシ環境では、ユーザー名またはパスワードを空白にしたまま、Anonymous SupportAssist
Collection アップロードを実行できます。
30 iDRAC サービスモジュール監視機能