Users Guide

必要があるサーバの問題もあります。誰かに電源コードを物理的に抜く/差し込んでもらうことは、大幅なコストとお客様やサポート担当者の手間につな
がります。
FullPowerCycle 機能を使用すれば、データセンターにアクセスせずにリモートから補助電源を接続または切断できます。この機能は、Dell EMC
PowerEdge サーバの第 14 世代以降でサポートされます。
このインタフェースを介してフルパワーサイクル要求が発行されたとき、システム電源はすぐに影響を受けません。代わりに、システムが S5 状態に移行した
ときに照会されるフラグが設定されます。FullPowerCycle 機能を有効にするには、要求コマンドの発行後に、システムのシャットダウンコマンドも発行する
必要があります。このフラグが
S5 エントリに設定されている場合、AC を取り外して交換するのと同様に、システムが強制的に一時的な低電力状態にな
ります。このフラグは、システムが S5 状態に入る前の、システムが S0 状態にあるときにはいつでも、キャンセル 機能を使用して、クリアできます。
システムで異なる FullPowerCycle オプションを利用可能にすることができます。システムでのフルパワーサイクルを要求、ステータスを取得、キャンセルす
るには、次のコマンドを使用します。
Windows オペレーティングシステムの場合、FullPowerCycle 有効化要求FullPowerCycle のキャンセル、FullPowerCycle のステータス取得の操
作へのショートカットメニューが使用可能です。
システムで FullPowerCycle を要求するには、./Invoke-FullPowerCycle —status request と入力します。
メモ: サーバのオペレーティングシステムによって仮想 AC パワーサイクル動作がトリガされたというメッセージが表示されます。
システムでのフルパワーサイクルのステータスを取得するには、./Invoke-FullPowerCycle -status get と入力します。
システムでのフルパワーサイクルをキャンセルするには、./Invoke-FullPowerCycle -status cancel と入力します。
メモ: スケジュールされた日付と時刻にシステムがオフになるというメッセージが表示されます。
Linux オペレーティングシステムで FullPowerCycle を要求するには、/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-FullPowerCycle
request と入力します。
Linux オペレーティングシステムで FullPowerCycle をキャンセルするには、/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-
FullPowerCycle cancel と入力します。
Linux オペレーティングシステムで FullPowerCycle のステータスを取得するには、/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-
FullPowerCycle get-status と入力します。
FullPowerCycle 操作が正常に終了すると、オペレーティングシステムログおよび LCL に次のメッセージが表示されます。
要求メッセージ"The Full Power Cycle operation is triggered by the server operating system (OS) user
<user name> from the OS on date <date>. However, the server components will be AC power cycled
when the server is shut down".
キャンセルメッセージ"The Full Power Cycle operation is successfully cancelled by the server operating
system (OS) user <user name> from the OS on date <date>".
メモ
: FullPowerCycle 機能は、ESXi および Citrix XenServer オペレーティングシステムでは使用できません。
メモ: FullPowerCycle 機能は、ローカル / ドメイン管理者または root / sudo ユーザーのみ使用できます。
ボックス上の SupportAssist
SupportAssist は時間を節約し、テクニカルサポートのサポートケースを合理化しますイベントベースのコレクションは、SupportAssist を使用してオープン
サービスリクエストを作成します。スケジュールされたコレクションは、環境の監視と維持をサポートします。これらのコレクションには、ハードウェアデータ、
RAID コントローラログ、OS、およびアプリケーションデータが含まれます。サポートされている機能は次の通りです。
SupportAssist 登録 - iSM は、SupportAssist 登録をサポートします。これは、1 回限りのアクティビティです。名前、電子メール、住所、電話番号
などの必要な詳細情報を入力して、登録を完了します。
SupportAssist Collection iDRAC SupportAssist Collection 機能は、ハードウェア、OS、および関連するアプリケーションデータについての
情報を収集し、この情報を圧縮します。
SupportAssist は、次のことも提供します。
iDRAC サービスモジュール監視機能
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