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DHCP オプション 43 は、DHCP サーバーから DHCP クライアントに情報を送信するために使用します。このオ
プションは、テキスト文字列として定義されます。このテキスト文字列は、XML ファイル名、共有の場所、
およびこの場所にアクセスするための資格情報の値として設定します。例えば次のようになります。
option myname code 43 = text; option myname "-l 10.35.175.88://xmlfiles –f
dhcpProv.xml -u root -p calvin";
ここで、-l はリモートファイル共有の場所、-f は文字列内のファイル名とリモートファイル共有の資格情報で
す。この例では、
root
calvin
RFS へのユーザー名とパスワードです。
DHCP Option 60 DHCP クライアントと特定のベンダーを識別し、関連付けます。クライアントのベンダー ID
を元に動作するよう設定されている DHCP サーバーには、オプション 60 とオプション 43 を設定してくださ
い。Dell PowerEdge サーバーでは、iDRAC はそれ自身をベンダー ID
iDRAC
」で識別します。したがって、新
しい「ベンダークラス」を追加し、その下に「コード
60」の「範囲のオプション」を作成した後で、DHCP
サーバーで新規範囲のオプションを有効にする必要があります。
関連リンク
Windows でのオプション 43 の設定
Windows でのオプション 60 の設定
Linux でのオプション 43 およびオプション 60 の設定
Windows でのオプション 43 の設定
Windows でオプション 43 を設定するには、次の手順を実行します。
1. DHCP サーバーで、スタート 管理ツール DHCP の順に移動して、DHCP サーバー管理ツールを開きま
す。
2. サーバーを検索して、下のすべての項目を展開します。
3. 範囲のオプション を右クリックして、オプションの設定 を選択します。
範囲のオプション ダイログボックスが表示されます。
4. 下にスクロールして、043 ベンダー固有の情報 を選択します。
5. データ入力 フィールドで ASCII 下の場所をクリックして、XML 設定ファイルが含まれている共有の場所
のあるサーバーの IP アドレスを入力します。
値は、ASCII 下に入力すると表示されますが、左側にバイナリとしても表示されます。
6. OK をクリックして設定を保存します。
Windows でのオプション 60 の設定
Windows でオプション 60 を設定するには、次の手順を実行します。
1. DHCP サーバーで、スタート 管理ツール DHCP の順に進み、DHCP サーバー管理ツールを開きます。
2. サーバーを検索し、その下の項目を展開します。
3. IPv4 を右クリックして、ベンダークラスの定義 を選択します。
4. 追加 をクリックして、次の各項目を入力します。
表示名 - iDRAC(読み取り専用)
説明 - ベンダークラス
ASCII iDRAC をクリックして入力します。
5. OK をクリックします。
6. DHCP ウィンドウで、IPv4 を右クリックして 事前定義されたオプションの設定 を選択します。
7. オプションクラス ドロップダウンメニューから、iDRAC (手順 4 で作成)を選択し、追加 をクリックし
ます。
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