Users Guide
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iDRAC サービスモジュールの使用
iDRAC の監視機能は現在、OpenManage Server Administrator に依存し、オペレーティングシステムやホスト名
といったホストに関する情報を提供しています。iDRAC サービスモジュールは、サーバーへのインストール
が推奨されるソフトウェアアプリケーションです(デフォルトではインストールされていません)。本モジ
ュールはオペレーティングシステムからの監視情報を iDRAC に補います。インタフェースはありませんが、
追加データを提供してウェブインタフェースや RACADM、WSMAN といった iDRAC インタフェースと連携す
ることで、iDRAC を補完します。iDRAC サービスモジュールによって監視される機能を設定して、サーバーの
オペレーティングシステムで消費される CPU およびメモリを管理することができます。
メモ: iDRAC サービスモジュールは、iDRAC Express または iDRAC Enterprise ライセンスがインストールさ
れている場合にのみ、有効にすることができます。
iDRAC サービスモジュールを使用する前に、次を確認してください。
• ログイン、設定、および iDRAC 内のサーバー制御権限を持ち、iDRAC サービスモジュールの各機能を有効
または無効にすることができる。
• OS to iDRAC パススルー機能が iDRAC7 内の内部 USB バスによって有効化されている。
メモ:
– iDRAC サービスモジュールの初回実行時、デフォルトでは、モジュールは iDRAC で OS to iDRAC
パススルーチャネルを有効にします。iDRAC サービスモジュールをインストールした後に、この
機能を無効にする場合は、後で iDRAC で手動で有効にする必要があります。
– OS to iDRAC パススルーチャネルが iDRAC 7 の LOM から有効にされている場合、iDRAC サービスモ
ジュールを使用することはできません。
iDRAC サービスモジュールのインストール
iDRAC サービスモジュールは dell.com/support からダウンロードしてインストールすることができます。
iDRAC サービスモジュールをインストールするには、サーバーのオペレーティングシステムのシステム管理
者権限を持っている必要があります。インストールの詳細に関しては、dell.com/support/manuals にある
『
iDRAC サービスモジュールインストールガイド
』を参照してください。
iDRAC サービスモジュールの監視機能
iDRAC サービスモジュールは、次の対象を監視する機能を備えています。
• オペレーティングシステム(OS)情報
• Lifecycle Controller ログのオペレーティングシステムログへの複製
•
システムの自動リカバリオプション
オペレーティングシステム情報
OpenManage Server Administrator は現在、オペレーティングシステムの情報およびホスト名を iDRAC と共有し
ています。iDRAC サービスモジュールは、OS 名、OS バージョン、完全修飾ドメイン名(FQDN)といった同
様の情報を iDRAC と提供します。デフォルトでは、この監視機能は有効になっています。OpenManage Server
Administrator がホスト Os にインストールされている場合は、この機能は無効になっていません。
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